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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エフティコミュニケーションズは反発のタイミング、売られ過ぎ感
OA機器販売のエフティコミュニケーションズ <2763> (JQS)の株価は軟調展開が続いている。ただし売られ過ぎ感も強めている。一旦は反発のタイミングだろう。
TOBで光通信 <9435> の連結子会社となった。法人事業(法人向けビジネスホン・OA機器、LED照明機器の販売など)を主力として、コンシューマ事業(一般消費者向け光ファイバ回線サービスの販売、ドコモショップ運営など)、マーキングサプライ事業(プリンタ関連消耗品やファニチャー関連商材の販売など)を展開し、保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略としている。
8月9日発表の今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)連結業績は前年同期比4.8%増収、同23.3%営業減益、同22.0%経常減益、同1.0%最終減益だった。法人事業とコンシューマ事業は堅調だったが、マーキングサプライ事業で円安に伴って輸入商品仕入れ価格が上昇し、営業損益が悪化した。
通期見通しについては、ハイブリッド・サービス <2743> に対するTOBに応募して、同社が連結対象外になった(7月26日付)ことに伴い、7月23日に減額修正を発表した。修正後の売上高は前期比30.3%減の320億円、営業利益は同4.2%増の32億40百万円、経常利益は同3.5%増の34億円、純利益は同2.3%増の18億円としている。
ハイブリッド・サービスが連結対象外となって大幅減収となり、関係会社売却損約2億円も発生するが、法人向けビジネスホン・OA機器の販売が好調であり、ストック型サービスの営業強化も寄与して増益を維持するようだ。ただし、通期見通しに対する第1四半期の利益の進捗率はやや低水準であり、下振れの可能性に注意が必要かもしれない。利益率の高いストック型収益の拡大を期待したい。
■10月1日付けで株式100分割
なお5月20日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。このため期末の1株当たり配当金は20円となる。
株価の動きを見ると、7月の戻り高値20万円近辺から反落して大幅に水準を切り下げた。8月23日には12万100円まで調整する場面があった。7月23日の減額修正の影響は一時的だったが、第1四半期の営業減益を嫌気したうえに、15万円近辺の下値支持線を割り込む形となって下げ足を速めたようだ。
8月23日の終値12万2200円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5909円00銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3000円で算出)は2.5%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS5万2830円82銭で算出)は2.3倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するマイナス乖離率が18%を超えて、売られ過ぎ感を強めている。また週足チャートで見ると、ちょうど52週移動平均線に到達した。通期下振れの可能性を織り込んだとも考えられる。一旦は反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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