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コンドーテック Research Memo(6):今期は公共投資の拡大などを追い風に計画を上回る可能性
記事提供元:フィスコ
*08:16JST コンドーテック Research Memo(6):今期は公共投資の拡大などを追い風に計画を上回る可能性
■業績動向
(2)2014年3月期の業績見通し
コンドーテック<7438>の2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の43,372百万円、営業利益が同8.2%増の2,884百万円、経常利益が同7.9%増の2,972百万円、当期純利益が同4.5%増の1,678百万円が見込まれている。
震災復興需要や住宅着工件数の続伸、更には公共インフラ設備などの改修、耐震化工事などの拡大も見込まれる中で、2013年度の建設投資額は前期比7.9%増の48.4兆円が見込まれている。また、国内の鉄骨需要も前年度に引き続いて旺盛で、2013年度も前年度比10%増の500万トンと4年連続でのプラス成長が見込まれている。実際、主力需要先である鉄骨加工業者もフル操業の状況が続いており、ブレースなど前期から引き続き需要は旺盛だ。このため、同社では関東工場で自動化ラインを増設するなど、生産能力の増強で対応している。円安進展による仕入れコストの上昇に関しても、価格転嫁でカバーできているものとみられ、好調に推移しているようだ。
復興需要に関しては従来、港湾の整備や公共設備などインフラ部分が中心であったが、これからは民間住宅分野の需要も本格的に動き出すとみられる。また、復興需要以外でも政府の経済対策の一つとして公共投資の拡大、設備投資減税による国内需要の活性化を打ち出していることから、今後も同社を取り巻く環境はフォローの風が続く見通しであり、2014年3月期の業績は会社計画を上回る可能性も十分あると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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