エスプール Research Memo(1):障がい者雇用支援の拡大で増収増益を達成

2013年8月21日 18:40

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記事提供元:フィスコ


*18:40JST エスプール Research Memo(1):障がい者雇用支援の拡大で増収増益を達成

エスプール<2471>は物流業のアウトソーシングと携帯電話販売やコールセンター等への人材派遣が両輪、第3の柱として障がい者雇用支援事業が拡大中。

2013年7月4日に発表された2013年11月期の第2四半期(2012年12月-2013年5月期)累計の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%増の2,600百万円と2期ぶりの増収に転じたほか、営業利益も同2.5倍増の59百万円と大幅増益となった。新たな収益の柱として注力してきた障がい者雇用支援事業が本格的に収益に貢献し始めたのが主因だ。

障がい者の法定雇用率が2013年4月に1.8%から2.0%に引き上げられたことで、企業の障がい者雇用対策が活発化している。こうしたなか、農業を雇用の受け皿とするソリューションを提案した同社のビジネスが注目を集めている。同事業は企業に対して保有する農園を貸出し、栽培設備の販売と月額使用料を得るビジネスモデルとなっている。企業は、同農園で障がい者を雇用することによって、雇用率の引き上げが可能となる。また、同社は雇用する人材を供給するための障がい者就職支援施設の運営も行っており、需要と供給の両面から収益を獲得する付加価値の高いビジネスモデルを構築している。2013年11月期は通期での完売を予定していた農園の貸出しが第2四半期までに完売となったため、新たに農場用地を確保した。問い合わせ件数は大企業を中心に多く、障がい者雇用の受け皿として今後も更なる成長が見込めよう。

同社では中期経営計画で2016年11月期に売上高10,000百万円、営業利益率5%の目標を掲げている。既存事業の拡大に加えて、アウトソーシングサービスにおける新規事業の育成にも注力していく方針だ。具体的には、マーチャンダイジングサービスのほか、シニア世代の雇用機会創出につながる顧問派遣サービス、福島における放射性物質の除染業務など社会的貢献度の大きい事業に注力している。今後こうした新規事業に関しても相次いで収益貢献が期待されるだけに、今後の展開が注目される。

★Check Point

・今2Qは売上高で2期ぶり増収、営業利益で大幅増益を達成
・障がい者雇用支援が企業の雇用対策として脚光浴びる
・2016年度までに売上高10,000百万円、営業利益率5%を目指す


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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