マースエンジニアリング:リバウンドが待たれる下期に期待

2013年8月8日 07:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■主力のアミューズメント関連は、下期に新製品を発表、自動認識システム関連事業も下期に大型案件の導入が決定、ホテル事業は富士山の文化遺産が追い風

  パチンコ周辺機器のマースエンジニアリング<6419>(東1)の株価は、年初来最高値を付けた5月13日の2408円から1700円台まで下げた後、7日現在1800円台前半で推移している。

  依然として株価が低迷している要因は、7月31日に発表された第1四半期連結業績が売上高67億46百万円(前年同期比23.2%減)、営業利益12億94百万円(同39.0%減)、経常利益15億34百万円(同29.9%減)、純利益11億74百万円(同7.7%増)と売上高、営業・経常利益共に前期を大幅に下回ったことが挙げられる。

  同社は、アミューズメント関連事業、自動認識システム関連事業、ホテル関連事業の3事業を展開している。

  アミューズメント関連事業では、パチンコ店舗で従業員の玉運び・玉積みが不要となる「パーソナルPCシステム」の販売が順調に伸びている。6月末時点で2,063店舗が同社の「パーソナルPCシステム」を導入。業界でのシェアは12.6%と第2位以下を大きく引き離し、同社の独壇場といえる。また、「パーソナルPCシステム」を含めたプリペイドカードシステムの導入店舗数は2,063店舗(市場シェア21.7%)となっている。同社の調査によると、約1万2000店舗の全国のパチンコ店のうちで半数がプリペイドカードシステムを導入したほうが効率的なホール運営ができることから、まだ導入していない残りの3割の店舗に積極的な営業を行っている。第1四半期は減収減益であったが、下期に新製品を発表し、新規顧客の開拓を行い、通期では増収増益を見込んでいる。

  自動認識システム関連事業では、子会社のマーストーケンソリューションが主体となり、RFIDやバーコード等を活用した自動認識システムを販売している。第1四半期はこちらも減収減益であったが、既に下半期にFA分野で大型案件を受注していることから、下期での巻き返しが予想されている。

  ホテル関連事業では、福岡のサンルート博多、静岡のマースガーデンウッド御殿場の2つのホテルを運営している。サンルート博多は、稼働率90%以上で安定した収益を確保している。一方のマースガーデンウッド御殿場は、2011年にスタートしたばかりで、まだ赤字の運営となっているが、年々稼働率もアップしている。第1四半期のホテル事業は、増収であったが、セグメント損失99百万円とマースガーデンウッド御殿場の赤字をカバーするまでには至らなかった。しかし、6月26日に富士山が世界文化遺産に登録されたことで、マースガーデンウッド御殿場には追い風が吹いている。

  第1四半期の業績は低迷しているが、主力のアミューズメント関連事業では、下半期に新製品を発表して攻勢をかけると共に、自動認識システム関連事業も下期に大型案件の導入が決まっていることから、今期通期連結業績予想は、増収増益を見込んでいる。

  8月7日の終値1,820円の株価指標は、予想PER8.3倍、PBR(実績)0.8倍、配当利回り3.29%と割安。9月の配当取りと下期のリバウンド待ちを楽しみに、投資妙味あり。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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