概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は大幅続落、米量的緩和の早期縮小観測で約3週間ぶりの下落幅

2013年8月7日 10:12

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記事提供元:フィスコ


*10:12JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は大幅続落、米量的緩和の早期縮小観測で約3週間ぶりの下落幅
【ブラジル】ボベスパ指数 47421.85 -2.09%
昨日6日のブラジル市場は大幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1014.59ポイント安(-2.09%)の47421.85で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは7、値下がり64と売りが優勢。全業種が下落し、中でも通信やヘルスケアに売りが集中した。

朝方こそ底堅い展開を示したが、その後は下げ幅を急速に拡大させた。ボベスパ指数はこの日、7月12日以来の下落幅を記録。米国の量的緩和が早期に縮小されるとの懸念が圧迫材料となった。米シカゴ連邦準備銀行のエバンズ総裁は6日、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で量的緩和第3弾(QE3)を縮小させる可能性を排除しないと発言。QE3が縮小されれば、ブラジルからの資金引き揚げが加速すると予測されている。

【ロシア】MICEX指数 1364.65 -1.95%
6日のロシア市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比27.10ポイント安(-1.95%)の1364.65で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり6、値下がり43、変わらず1と売りが優勢。MICEX指数はこの日、6月20日以来の下落幅を記録した。

小幅安で寄り付いた後はじりじりと下げ幅を拡大させた。米国の量的緩和が早期に縮小されるとの観測が嫌気され、原油など商品相場がこの日に下落。石油のルクオイル(LKOH)などに売りが集中し、指数の足かせとなった。米国の量的緩和が縮小されれば、商品価格だけでなく、ロシアからの資金引き揚げも加速すると警戒されている。

【インド】SENSEX指数 18733.04 -2.34%
6日のインドSENSEX指数は急反落。この日の外国為替市場で通貨ルピーが一時、対米ドルであらためて過去最安値を更新したことが嫌気された。通貨安で輸入インフレ圧力の強まりが見込まれるほか、外国人投資家の資本引き揚げが加速するとの懸念が台頭。原油輸入コストの上昇で補助金負担が増えるインド石油ガス公社(ONGC)が大幅安で推移したほか、インド準備銀行(中央銀行)の追加引き締め懸念で金融関連も軒並み下落した。

【中国本土】上海総合指数 2060.50 +0.49%
6日の上海総合指数は6営業日続伸。前場は安値圏でもみ合ったが、後場に買い戻された。朝方は足元の株価上昇の反動で利益確定売りが優勢となったものの、新規株式公開(IPO)再開の先送りが伝わり、需給面での警戒感が緩和された。また、内需刺激策への期待感を背景に、自動車や家電、通信など内需関連が上昇し、指数をけん引した。このほか、中国人民銀行(中央銀行)が先週に続いて資金供給オペを実施したことが流動性懸念を緩和させた。《FA》

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