アジュバン Research Memo(1):カラー剤・パーマ剤への進出で売上5割増へ

2013年8月5日 19:14

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記事提供元:フィスコ


*19:14JST アジュバン Research Memo(1):カラー剤・パーマ剤への進出で売上5割増へ

アジュバンコスメジャパン<4929>は理美容室やエステティックサロン(以下、サロンと総称)を通じて一般消費者向けに化粧品を提供するファブレス企業である。ヘアケア、スキンケア商品を中心にメイクアップ化粧品も取り揃えている。2012年12月に東証2部に新規上場を果たした。

創業時から一貫して安心安全を基軸として「ものづくり」にこだわっている。人間が本来持っている自然治癒力に着目し、「ノンオイル、ノンアルコール」「糖、ミネラル」をキーワードとして、健やかで美しい「肌」「髪」をサポートする無添加の専門化粧品を市場に多数投入してきた。消費者のナチュラル志向の高まりに加え、アレルギー疾患等の罹患人口が増加傾向にあることなどが業績面での追い風となっている。

2013年3月期の業績は、売上高が11期連続で過去最高を更新し、営業利益も過去最高を更新するなど、好調を維持している。また、上場後初の本決算が好調な結果になったことを受け、さらなる成長に向けて2015年3月期から2017年3月期までの中期3ヵ年経営計画を策定した。計画の成否を握るのは、業務用商品へ事業領域を拡大することだ。カラー剤を2014年9月に、パーマ剤を2016年3月期中にそれぞれ発売する予定である。既存製品同様、品質にこだわった商品であることに加え、基本的に従前販売先への多層的販売である点に安心感がある。これらのほかに、営業効率の向上、コンサルティング営業の強化、サロン経営支援サービスの拡充、海外進出などを掲げている。中期3ヵ年経営計画の最終年度は、2013年3月期比で売上高47%増、経常利益70%増を目指す。

株主還元にも積極的だ。業績を勘案した安定的な配当を継続して実施していくことを基本方針としており、配当利回りも約3.0%と比較的高い。また、株主優待も導入している。さらに、2013年8月に株式分割を実施予定で、流動性向上にも取り組んでいる。


★Check Point

・売上高は11期連続で過去最高更新、営業利益も過去最高
・株主還元には非常に積極的、株主優待も導入
・中計では「新分野への進出」「基盤強化」「海外展開」を掲げる


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)《FA》

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