コニシ Research Memo(11):現段階では想定を上回るペースで推移する国内市場へ対応

2013年7月31日 18:43

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記事提供元:フィスコ


*18:43JST コニシ Research Memo(11):現段階では想定を上回るペースで推移する国内市場へ対応

■中期計画

コニシ<4956>は2012年3月期をスタートとする4カ年中期計画を2011年春に発表している。最終年度となる2015年3月期の経営目標値は、売上高130,000百万円、経常利益6,500百万円、経常利益率5%、ROE8%としている。

中期計画発表から2年が過ぎた段階においての進捗状況としては、売上高に関してはやや遅れ気味となっているものの、利益に関してはほぼ計画に沿ったペースで進捗していると言える。

同社は中期計画のなかで、「既存コア事業におけるシェア拡大」「注力市場における事業規模拡大」、並びに「海外市場の拡大」を成長戦略として掲げていた。このうち、「海外市場の拡大」に関しては、売上高比率で最終年度に10%を目標としていたが、2013年3月期実績で4%(ボンド事業2%、化成品事業7%)にとどまっており、また、会社側の直近コメントにおいても、海外売上比率の10%という目標は次期中期計画までずれ込む公算が大きくなったとしている。海外市場の拡大が遅れている背景としては、国内需要が震災復興需要などもあって当初想定を上回るペースで推移しており、現段階では国内市場への対応がより重要になってきていること、また、海外市場においては特に成長を見込んでいた中国市場において政治的リスクが高まり、当初の想定を下回る動きになっていることなどが要因となっている。

以下では「コア事業でのシェア拡大」「周辺事業における事業規模拡大」に関する取り組みについて、簡単に紹介する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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