31日の中国本土市場概況:続伸、景気減速に配慮する政府姿勢を好感も上値は重い

2013年7月31日 17:04

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記事提供元:フィスコ


*17:04JST 31日の中国本土市場概況:続伸、景気減速に配慮する政府姿勢を好感も上値は重い

31日の中国本土市場は続伸。上海総合指数は前日比3.74ポイント高(+0.19%)の1993.80、深セン成分指数は同35.23ポイント高(+0.46%)の7765.40で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと縮小させた。

中国政府が景気減速に一定の配慮を示したことが買い安心感を与えた。昨日30日に開催された中国共産党中央政治局常務委員会では、合理的なレンジ内で経済成長を促進することが挙げられたほか、安定成長を重視する姿勢が改めて強調された。また、不動産関連の健闘も指数を下支え。政府が不動産市場について、健全発展を促進することのみ強調し、不動産市場の引き締めなどに触れなかったことが好感されたほか、大手10社の上期販売が好調だったことが支援材料となった。

このほか、環境や内需関連も買われた。安定成長を促進するため、一連の環境産業の支援策が発表されるとの期待が高まっている。また、エコ都市を中心に都市化を推進するとのの政府方針が好感された。なお、温室効果ガス削減プロジェクトと再生可能エネルギー事業の投資額は2015年までにそれぞれ2兆3000億元(約36兆8000億円)、1兆8000億元になると試算されている。

一方、両市場とも上値を追う勢いはみられなかった。明日1日に政府版の製造業購買担当者指数(PMI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、積極的な買いは手控えられた。《KO》

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