30日の香港市場概況:反発、中国の流動性懸念緩和や本土株高が追い風に

2013年7月30日 17:38

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記事提供元:フィスコ


*17:38JST 30日の香港市場概況:反発、中国の流動性懸念緩和や本土株高が追い風に

30日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比103.81ポイント高(+0.48%)の21953.96で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同28.54ポイント高(+0.30%)の9669.61、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同11.62ポイント安(-0.28%)の4081.29だった。

ハンセン指数は前日の米国株安などを受けて小安くなる場面もあったが、中盤から上げ足を加速し、一時22000台を回復した。中国人民銀行(中央銀行)がこの日、約半年ぶりに資金供給オペを行ったことが支援材料。流動性ひっ迫への警戒感が緩和され、この日の本土株が上昇した流れが好感された。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控えてこの節目水準では上値も重く、その後は上げ幅を縮小。後場にはプラス圏でのもみ合いとなった。

ハンセン指数の構成銘柄では、テンセント(00700/HK)が4.00%続伸。外資系証券による目標株価の引き上げに加え、来月発表の決算への期待感が支援材料となった。このほか、中国工商銀行(01398/HK)や中国建設銀行(00939/HK)など本土系銀行株がしっかりと推移。人民銀による資金供給を受けて、流動性ひっ迫懸念が緩和された。

半面、石炭株の下げが目立つ。中国中煤能源(01898/HK)が4.91%安、中国神華能源(01088/HK)が1.08%安で引けた。同業のヤン州煤業(01171/HK)が6月中間決算で赤字転落見通しを発表したことが連想売りにつながったもよう。ヤン州煤業の株価は9.31%の大幅安となった。

その他の個別銘柄では、ウィン・マカオ(01128/HK)が3.60%上昇。親会社の決算に併せて明らかとなった同社の4-6月期純利益は、前年同期比3%増と堅調な内容だった。このほか、マカオの7月カジノ収入が前月比で増加するとの市場観測も追い風となり、サンズ・チャイナ(01928/HK)や澳門博彩(00880/HK)など同業銘柄が買われた。《KO》

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