29日の中国本土市場概況:4営業日続落、上海総合指数は2000の大台割れ

2013年7月29日 17:02

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:02JST 29日の中国本土市場概況:4営業日続落、上海総合指数は2000の大台割れ

29日の中国本土市場は大幅に4営業日続落。上海総合指数は前営業日比34.54ポイント安(-1.72%)の1976.31、深セン成分指数は同174.83ポイント安(-2.23%)の7668.54で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅を急速に拡大させ、その後も安値圏で一進一退の展開となった。上海総合指数はこの日、3週間ぶりの下落幅を記録して2000の大台を割り込んで引けた。

審計署(日本の会計検査院に相当)が地方政府の債務残高を徹底的に調査するよう指示したことが警戒され、一部の建設プロジェクトが中止されるとの懸念が高まった。また、地方政府の債務残高が予想以上に拡大する場合、銀行の資産が悪化するとの観測も同セクターの売り手がかり。また、1995年から停止されている国債先物が近く再開されるとの観測も、株式市場からの資金流出懸念を強めた。

一方、朝方は太陽光発電関連がしっかり。中国と欧州連合(EU)が進めていたソーラー製品の価格交渉が合意されたことが好感された。また、政府からの支援が拡大されるとの観測を受けて、省エネ関連の一角も堅調だった。

地方政府の負債残高が予想以上に拡大しているとの見方が多く、目先では株式市場や不動産市場がその悪影響を受けるとみられている。また、先週に実施された貸出金利の下限撤廃などが金利自由化に向けた大きな前進だと評価され、国債先物の導入必要性が高まっているとの見方が広がっている。《KO》

関連記事