関連記事
米株式:下落、来週に連銀が見通しをより明確にするか注目=ヒルゼンラス氏
*23:54JST 米株式:下落、来週に連銀が見通しをより明確にするか注目=ヒルゼンラス氏
米株式市場
S&P500は史上最高値となる1700を突破しない展開が続いているが、現在まで大きな調整売りにもつながっていない。
26日の債券購入は12.5-17.5億ドルで小規模となっている。25日午後にウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏が来週30-31日の連邦公開市場委員会に言及。連銀が経済見通しをより明確にすることを見込んでいるとしている。インフレや失業率に関する現在掲げている見通しに関する変更が見られるかに注目されるが、ヒルゼンラス氏は同時に連銀による言葉の変更は連銀の意思に反してマーケットを困惑させることになるシナリオも指摘している。
また、14年1月で任期が終えるバーナンキ議長はその後にリタイアするとの見方がコンセンサスであり、後任への憶測が多く出回っている。現在はイエレン現副議長とホワイトハウスの元経済顧問のサマーズ氏。
最近になって、サマーズ氏が急伸しているとの報道は多く、また同氏はホワイトハウスとのパイプも強く、オバマ大統領の信頼も高いもよう。ただ、サマーズ氏は今年に入り、「私見では資産購入による経済への影響は多くの人が思うよりも非常に限定的。」との見方を示している。一方でイエレン現副議長を推す声も多い。政治的な発言の意図は定かではないもののナンシー・ペロシ下院院内総務はどちらも能力は素晴らしいとしながら、女性の後任を望む発言をしており、また、民主党の間では副議長を支持する署名が出回っているもよう。現在はサマーズ氏がリードしているとのことだが、ゴールドマン・サックスの予想ではバーナンキ議長の後任発表は9月後半から10月にかけてとのことで、今後他の名前が浮上することも充分あり得る。
一方で、債務上限問題に関するワシントンでの政治的な駆け引きは続いている。既に大手エージェンシーはS&P500、ムーディーズ、フィッチ全て見通し変更を最近に行なっているので直近の格下げの可能性はない、と言えるもののホワイトハウスのカーニー報道官は「債務上限問題においてネゴシエーションの意思なし、デフォルトを示唆するのは無責任」と発言している。だが、25日のワシントン・ポスト紙によるとホワイトハウス自体が政府機関封鎖を盾にして共和党の歳出削減要求を拒む用意があると言う。
マクロ経済ではIMFが米国の成長見通しを13年で1.7%、14年で2.7%としている。このところセルサイドの間では第2四半期のGDP予想引き下げが相次いでいる。
個別銘柄では、オンライン通販最大手のアマゾン・ドットコム(AMZN)が発表した4-6月期決算は売上高が予想に一致したものの、一株損益は予想外の赤字となっている。
S&P 500は10.72安の1679.53前後で推移、ナスダック総合指数14.83ポイント安の3590.36ポイント前後で推移、ダウ平均株価は122.92ドル安の15432.69ドル。(日本時間23時45分時点)。《KG》
スポンサードリンク

