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ソフト99 Research Memo(10):今期はポーラスマテリアル事業も増収増益に転じる見通し
*17:40JST ソフト99 Research Memo(10):今期はポーラスマテリアル事業も増収増益に転じる見通し
(2)2014年3月期の業績見通し
ソフト99コーポレーション<4464>の2014年3月期における会社業績計画は、売上高が前期比5.7%増の23,000百万円、営業利益が同7.4%増の2,100百万円、経常利益が同7.2%増の2,250百万円、当期純利益が3.5%増の1,400百万円と増収増益を見込んでいる。ファインケミカル事業の拡大が継続するほか、前期に減益だったポーラスマテリアル事業も増収増益に転じるとみているためだ。
なお、第2四半期までの累計業績(2013年4-9月)に関しては、売上高で前年同期比4.9%増、営業利益で同9.9%減と増収減益の計画となっている。これは広告宣伝費に関して、第2四半期までに集中的にテレビCMなどの出稿を増やす計画となっているためだ。発売から15周年を迎えた「フクピカ」や「ガラコワイパー」など同社が注力中の商品宣伝が中心となる。
セグメント別の動向については以下の通り。
○ファインケミカル事業
ファインケミカル事業の計画は、売上高で前期比5.1%増、営業利益で同15.8%増と2ケタ増益を見込んでいる。「ガラコワイパー」の取扱店舗数増加に加えて、新製品であるエアロタイプの投入により、ラインナップも拡充し、今期も売上増の牽引役となる。また、再参入した芳香剤・消臭剤市場でもスピード感を持ったタイムリーな商品開発を行うことで、売上高の拡大を図っていく。
また、業務用では鈑金塗装業者向けの新製品「フレイムボンド」(塗装の下地処理剤)が品質面で高い評価を受けており、引き合いが増加中であることもプラス要因となる。また、海外でも引き続き中国、ロシアを中心に販売強化を進めていく方針だ。
○ポーラスマテリアル事業
ポーラスマテリアル事業の計画は、売上高で前期比7.3%増、営業利益で同4.6%増を見込む。産業資材分野では前期に引き続き海外の大手半導体、HDDメーカー向けの売上拡大が見込まれる。また、新たな用途先として2014年3月期はニッケル水素電池向けセパレータの採用が1社に決定しており、2013年夏からの販売開始を予定している。セパレータに関しては、そのほかにもリチウムイオン電池用や大容量キャパシタ向けの開発も進めており、来期以降の商品化が期待される。他にも新用途や新製品の開発は進めているが、会社側の当初計画よりずれこんており、具体的な成果が出るのは来期以降になりそうだ。
また、新規市場として医療市場にも今期から参入する計画だ。インフルエンザの検査用キットの吸収体として同社製品の採用が決まり、2013年秋以降に医療機器メーカー向けに出荷を開始する予定となっている。売上規模は小さいものの、新規市場の開拓によって今後の横展開による売上拡大が期待される。
なお、今期も海外事業の構成比が上昇するため、営業利益率は低下すると見込んでいる。
○サービス・不動産関連事業
サービス、不動産関連事業の計画は、売上高で前期比5%程度と増収を見込んでいるものの、営業利益で同1.3%減と微減を見込んでいる。売上高の伸びはオートサービス事業が中心で、首都圏エリアの新規顧客開拓を進め、2013年8月に稼働を開始予定の東京新工場での稼働による売上増を目指している。ただ、新工場稼働に伴って償却負担が増加するため利益は微減の計画となっている。
自動車教習事業では、前期に引き続き普通自動車免許以外の需要を取り込み、入所者の増加を進めていく方針。生活用品企画販売事業では、前期よりインターネット通販サイトをスタートしており、現在はEC事業のノウハウを蓄積している段階にある。温浴事業においても現状の3店舗で来客数の増加を図り、黒字基調を継続していきたい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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