ソフト99 Research Memo(8):ファインケミカル事業では付加価値の高い業務用製品が好調

2013年7月25日 17:34

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:34JST ソフト99 Research Memo(8):ファインケミカル事業では付加価値の高い業務用製品が好調

ソフト99コーポレーション<4464>のセグメント別の動向は以下の通り。

○ファインケミカル事業

ファインケミカル事業の業績は、売上高で前期比3.6%増の10,279百万円、営業利益で同7.3%増の915百万円となった。コンシューマ向けは店頭での積極的な営業活動やお買い得セットなどの企画商品を発売したこともあって、個人消費が低迷する中で堅調に推移した。なかでも「ガラコワイパー」は取扱店舗数の拡大や製品ラインナップの拡充により好調に推移した。また、冬の大雪による都心部での積雪の関係でタイヤチェーンの返品率が例年より大幅に減少したことも増収に繋がった。

業務用も前期に開拓した新規OEM製品が順調に推移したほか、新車施工時に使われるコーティング剤や自動車以外の分野の新製品も順調に売上を伸ばし、前期比で12.6%増と好調に推移した。一方、家庭用は主力のメガネケア商品が低迷し、同7.4%減と2期連続で減収となった。海外事業では中国向けが反日デモの影響などで落ち込んだほか、東南アジア向けにおいても円高の影響で苦戦した。一方、ロシア向けは現地代理店と商品セミナーを開催するなどの販売強化策が功を奏して大幅増となった。また、新たにウクライナやモンゴルなどでも販売を開始したことにより、全体では同5.5%増と堅調に推移した。

セグメント利益は増収効果と付加価値の高い業務用製品が好調に推移したことで、同7.3%増益となり、利益率も0.3ポイント上昇した。

○ポーラスマテリアル事業

ポーラスマテリアル事業の業績は、売上高で前期比2.2%増の4,848百万円、営業利益で同2.6%減の478百万円となった。産業資材、生活資材とも国内の需要が落ち込み、海外の売上増でカバーする格好となったが、収益性が相対的に低い海外向け製品の売上が伸びたこともあって営業利益は減益に転じた。

半導体業界向けは国内が減少する一方で、海外が大手半導体メーカー向けに売上を拡大した。HDD業界では市場全体こそ厳しかったものの、同社では新規で米系大手顧客向けの販売がスタートしたことから増収となった。一方、生活資材では2012年3月期に特需的に売上を伸ばした夏季商材の冷却グッズが、2013年3月期は需要一巡で大幅減となったことが響いて国内向けが前期比30.7%減となった。一方、海外向けは自動車向け商材を中心に同1.9%増と堅調に推移した。

○サービス事業

サービス事業の業績は、売上高で前期比0.3%減の5,195百万円、営業利益で同7.1%減の251百万円と減収減益になった。オートサービス事業は近畿、関東地域において新たに開拓した損害保険会社を中心に入庫が増加したが、中小自動車整備業者からの入庫が落ちこみ、結果的に同1.5%増とほぼ横ばい水準で終わった。また、自動車教習所事業は大型車や二輪車、職業免許などの入所者を伸ばしたことで、同2.1%増と堅調に推移した。唯一、生活企画販売事業は主要顧客である生協向け販売が落ち込んだことで同3.6%減と2期ぶりに減収に転じた。

○不動産関連事業

不動産関連事業の業績は、売上高で前期比0.7%増の1,429百万円、営業利益で同4.6%増の296百万円となった。不動産賃貸収入が、一部物件の退去で減収となったものの、温浴事業で飲食部門のメニュー強化やイベント開催などによって来店客数が増加に転じ、売上高が同3.4%増収と増収に転じたことで増益に繋がった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

関連記事