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明豊ファシリティワークス Research Memo(2):CM事業を専業とした国内の先駆け的な唯一の上場企業
*18:48JST 明豊ファシリティワークス Research Memo(2):CM事業を専業とした国内の先駆け的な唯一の上場企業
■事業概要
(1)コンストラクション・マネジメントとは
米国で1970年代頃から普及し始めたもので、CMR(コンストラクション・マネージャー)が、技術的な中立性を保ちつつ発注者の代行者または補助者となって発注者側に立ち、基本計画や設計の検討、工事発注方式の検討、工程管理、コスト管理など各種マネジメント業務の全部又は一部を行うマネジメントサービスである。明豊ファシリティワークス<1717>はCM事業を専業とした国内の先駆け的な唯一の上場企業である。
また、同サービスの契約形態は大きく「ピュアCM方式」と「アットリスクCM方式」の2通りに分かれている。図の通り、「ピュア方式」とは同社と施主が設計・CM業務委託契約(マネジメントフィー)だけを結ぶ方式で、施工工事会社への発注は施主が行う格好となる。同社の売上高に計上されるのはマネジメントフィーのみとなり、売上原価には設計コストやその他のマネジメントコストなどが計上される。
一方、「アットリスクCM方式」とは、同社が施主に代わって施工工事会社と直接工事請負契約を結ぶ方式のことを言う。売上高はマネジメントフィーに工事管理フィー、建設工事の実費額が加算されることになる。同様に売上原価にはマネジメントフィーに掛かる原価に、工事管理フィーにかかるコスト、さらには建設工事の実費額が加算される格好となる。工事実費額は売上高と売上原価が同額で計上されることになり、この部分に関しては同社の利益は発生しないことになる。このため、売上高総利益率でみれば「アットリスクCM方式」のほうが低くなる。
どちらの方式を選択するかは、施主側の意向によって変わるため、事業全体でみた場合には「ピュアCM方式」の契約率(または収入)が上昇すれば、売上高が減少傾向となり必然的に売上総利益率も上昇する傾向となる。このため、同社では社内における収益管理の指標として売上高ではなく、売上総利益を用いて管理を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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