ソフト99 Research Memo(4):ガラスコーティング剤「ガラコ」は性能の良さで高い支持

2013年7月24日 18:30

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記事提供元:フィスコ


*18:30JST ソフト99 Research Memo(4):ガラスコーティング剤「ガラコ」は性能の良さで高い支持

○ファインケミカル事業

ソフト99コーポレーション<4464>のファインケミカル事業は大きく分けて、コンシューマ向けに販売されるカー用品(ボディーケア、ガラスケア、リペアグッズ)、業務用カー用品(自動車美装業者向けコーティング剤など)、家庭用品(メガネケア製品、クリーナーなど)、海外事業(カー用品)の4つに区分される。売上構成比はグラフの通りで、コンシューマ向けが全体の約70%を占めており、次いで業務用、海外事業、家庭用品などの順となる。直近3期間でみるとガラスケア商品の構成比が上昇しているのが目立つが、これは現在同社の中でもヒット商品となっている「ガラコワイパー」の売上高が好調に推移しているのが要因だ。

それぞれの市場シェアをみると、カーワックスを中心としたボディーケア分野では約4割とトップで、参入企業は中小含めて多数あるが大手としてはウィルソンやシュアラスターなど同社を含めて4~5社の争いとなっている。また、ガラスケア分野では5~6割のシェアを握っている。雨天でも視界を確保するガラスコーティング剤「ガラコ」シリーズが幅広い商品展開により高い支持を集めている。競合はカーメイト<7297>、シーシーアイ、錦之堂などになる。また、リペアグッズ(補修材)では約6割のシェアで、市場は同社と武蔵ホルトの2社の寡占市場となっている。なお、一時撤退していた芳香剤市場に2013年3月期より再参入している。

業務用に関しては、自動車美装業者向けを中心にコーティング剤などを販売しており、自動車メーカーやディーラー向けのOEM製品も製造している。

海外事業では、中国、東南アジア、ロシア向けの販売が売上の中心であるが、近年は新興国向け販売も増加している。2013年3月期にはモンゴルやウクライナでの販売も開始するなど対象国も拡大している。近年では日本国内と同様に、コンシューマ向けの製品販売だけでなく、業務用製品の販売を通じた自動車美装サービスの展開・拡大を現地のパートナーと協業して進めている。また、これらサービスの対象者が主に現地の富裕層であることから、彼らからの支持も徐々に広がっている。

事業利益率は、直近では8~10%の間で安定して推移している。コンシューマ分野で高いシェアを獲得していることと、利益率の高い業務用製品の販売構成比が上がっていることが背景だが、海外事業の収益性はまだ低水準にある。これは、海外において収益性が相対的に低いコンシューマ向け製品の販売比率が依然として高いこと、特にロシア向け販売の一部で同社の販売チャネルを利用して他社製品を販売している影響が大きい。対策として、前述したように海外で業務用製品の販売を拡大するとともに、現地の有力パートナーと協業して自動車美装サービスの拡大を図っている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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