ソフト99 Research Memo(1):主力のカー用品事業が好調で増収増益を継続

2013年7月24日 18:29

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記事提供元:フィスコ


*18:29JST ソフト99 Research Memo(1):主力のカー用品事業が好調で増収増益を継続

ソフト99コーポレーション<4464>は、カーワックスや洗浄剤、補修材などカー用品の大手。鈑金塗装などサービス事業へと展開。子会社で展開しているハイテク業界向けの精密洗浄・吸収・研磨剤などのポーラスマテリアル事業は海外大手顧客向けに売上拡大中。

2013年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.1%増、営業利益が同2.4%増と増収増益を継続した。経常利益は同1.0%減だったが、売上高、営業利益、当期純利益ともに過去最高を更新した。主力のカー用品事業において、ガラスケア用品や業務用コーティング剤が好調に推移したことが主因だ。

2014年3月期の業績見通しは、売上高が前期比5.7%増、営業利益は同7.4%増と増収増益を見込んでいる。カー用品では注力製品である「ガラコ」ワイパーの取扱店舗数の増加による売上増やコーティング剤の伸びを見込む。また、前期は減益だったポーラスマテリアル事業も2014年3月期は海外大手半導体、ハードディスクドライブ(HDD)メーカー向けの売上増や、二次電池向けセパレータ、インフルエンザの検査キット用材料など新規製品が売上に寄与することで増益に寄与する。

カー用品やポーラスマテリアル事業など、高シェア商品を多く抱える同社にとって、今後の成長に向けた課題は、カー用品事業では海外市場、とりわけ新興国向けの売上拡大と、ポーラスマテリアル事業では新規用途・市場の開拓が鍵を握る。また、新製品の創出を通じた「利益の伴う事業拡大」にも注力しており、これらの課題を成果に結び付けることができれば、収益の成長性も一段と加速していくことになろう。なお、株主還元策としては、配当性向で25%以上を目途とした安定的な配当を基本方針としているほか、自社の製品・サービスを利用した株主優待制度を導入している。また、資本効率の向上を目的に、自社株買いも機をみて進めていくものとみられる。

足元の業績は順調に拡大している。そのような状況において、現預金8,456百万円、有価証券467百万円、投資有価証券5,180百万円に対する時価総額は14,077百万円、PBRは1倍を大きく下回る0.34倍となっている(株価は2013年7月23日終値で計算)。業績の緩やかな拡大、資本効率の向上が意識される局面において、当該水準に焦点が当たる可能性は高いと考える。

★Check Point
・自動車専用ワックスで事業拡大、M&Aも活用し多角化
・13年3月期は売上高・営業利益・当期純利益で過去最高を更新
・連結配当性向で25%以上を目途とした配当政策を実施


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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