24日の中国本土市場概況:3日ぶり反落、景気減速懸念の再燃などが指数の足かせ

2013年7月24日 17:02

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:02JST 24日の中国本土市場概況:3日ぶり反落、景気減速懸念の再燃などが指数の足かせ

24日の中国本土市場は3日ぶりの反落。上海総合指数は前日比10.55ポイント安(-0.52%)の2033.33、深セン成分指数は同27.86ポイント安(-0.35%)の7935.85で取引を終えた。中盤に下値を模索する展開を示したが、後半に買い戻された。

景気減速懸念の再燃が指数の足かせ。7月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値が予想以上に鈍化し、11カ月ぶりの低水準を記録した。また、招商銀行(600036/CH)の大型増資計画が承認されたことが需給ひっ迫懸念を強めた。そのほか、中国人民銀行(中央銀行)が一部業種を対象に貸出規制を強化する方針を示したことや、住宅積立金センターで資金不足が発生しているとの報道も関連セクターの売り手がかりとなった。

一方、公共事業や建設、機械関連などが後半に買い戻された。総額1500億元(約2兆4450億円)に上る鉄道債の発行が承認されたことを受けて、鉄道整備をめぐる資金不足懸念が後退した。また、財務部がエコ家電の購入補助制度を継続する必要があるとの見方を示したことも家電関連の物色手がかり。さらに、李克強首相が示した成長の下限は「7%」であるとの見方が広がり、一段の成長鈍化なら景気対策が講じられるとの期待が高まった。

HSBCは今日24日、7月の中国製造業PMI速報値が前月の48.2から47.7に低下したと発表。これは市場予想の48.2を下回った。専門家は、中国の成長鈍化が鮮明になっていると指摘。短期間での景気回復が見込めないため、軟調な経済指標が当面続くと予測した。《KO》

関連記事