注目銘柄ダイジェスト(前場):新日鉄住金、三菱自動車、群栄化学工業など

2013年7月23日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):新日鉄住金、三菱自動車、群栄化学工業など

新日鉄住金<5401>:308円(前日比+9円)
買い優勢で年初来高値を更新。トヨタ<7203>と2013年度上期の車用鋼板価格の値上げで合意と報じられている。値上げ幅は前年度下期との比較で1トン当たり1万円、約10%となる。2年ぶりの値上げとなるもよう。原材料価格の上昇を背景に、値上げ実施への期待感は高まっていたが、値上げ幅は想定以上とみられ、コンセンサス予想の切り上がりにもつながる格好へ。鉄鋼大手は総じて買い先行となっている。

三菱自動車<7211>:161円(同-3円)
さえない。4-6月期営業利益は前年同期比7%増の160億円前後になったもようと報じられている。足元の新車販売は低調も円安で輸出採算が改善したようだ。「eKワゴン」など新型車投入効果で、通期予想は前期比48%増益の1000億円見通しを据え置く公算と。シティでは第1四半期のプレビューでは225億円を予想、第1四半期実績は期待値を下回る格好となっている。復配報道などで期待感が優勢となっていただけに、失望売りが先行。

群栄化学工業<4229>:629円(同+84円)
急伸。3Dプリンター関連としては、材料株の中心的な位置づけとなっているが、本日は、政府が3Dプリンター技術を軸に地域のものづくり産業の競争力を強化していくと報じられている。関連銘柄には政策支援の動きが強まるとの期待も高まる格好から、全般的に押し目買いの動きが先行する展開へ。

C&GSYS<6633>:1984円(同+399円)
急伸。3Dプリンター関連の一角として物色が波及している。政府が、3Dプリンター技術を軸に地域のものづくり産業の競争力を強化すると報じられたことが材料視されているようだ。政府の総合科学技術会議が14年度科技予算に関する行動計画に盛り込むもようで、設計や計測の技術を高度化し2015-16年度に3D造形装置の試験機を開発すると。

アウトソーシング<2427>:877円(同+130円)
急伸で上昇率トップ。前日は政策期待の高まりを背景に、同社を含めて人材関連銘柄が一斉高の展開になっていたが、本日は関連銘柄物色が同社に集中する状況となっている。関連銘柄の中では足元での出遅れ感が相対的に強く、水準訂正余地は大きいといった見方にも。自動車業界向けの拡大による今後の業績回復期待も高いようだ。

夢真HD<2362>:689円(同+31円)
強い動き。同社やエンJPN<4849>など、人材関連の一角に物色が目立っている。昨日は、参院選における与党圧勝を受けて、アベノミクスの成長戦略関連の中小型株にあらためて物色の動きが見られており、関心が高まっているようだ。また、同社については、東証が本日の売買分から信用取引に関する臨時措置を解除したことも支援材料に。

住友鉱<5713>:1301円(同+45円)
大幅続伸。金市況の上昇が買い手掛かり材料となっている。前日の金市況は続伸で3%超の上昇となっており、海外市場でも関連銘柄の上昇が目立っている。国内では数少ない金関連銘柄となる同社に関心が向かう格好のようだ。なお、銅市況の上昇なども支援材料につながる展開か。

日本海洋掘削<1606>:7460円(同-460円)
下げが目立つ。経済産業省では、新潟県の佐渡沖で進めていた石油・天然ガスの試掘で埋蔵を確認できなかったと発表している。国内最大級の埋蔵量となる可能性も指摘され、同社の活躍余地の広がりに対する期待感は高まっていただけに、今回の発表で失望感が強まる状況となっている。三井海洋開発<6269>などにも売りが先行。

日本電産<6594>:7310円(同+160円)
しっかり。前日にはクレディ・スイス(CS)、本日はシティが目標株価を引き上げ、本日予定している第1四半期決算の発表を控えて、期待感が先行する格好のようだ。会社側の上半期営業利益計画は300億円、対して、第1四半期予想として、CSでは156億円、シティでは158億円を見込んでいるもよう。説明会などを受けて評価が高まりやすい銘柄との意識も高いようだ。

テルモ<4543>:5420円(同+150円)
買い先行。ドイツ証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を5850円としているようだ。新製品の発売が売上高の伸びと粗利益率の拡大をけん引する一方、地域構成の改善を背景として営業利益率が回復する見通しであることなどを評価材料としている。

タカラBIO<4974>:2615円(同+67円)
買い先行。韓国企業と提携し、ゲノム編集技術に関連する受託サービスを日本と中国で開始すると発表したことが材料視されている。ゲノム編集技術とは、標的遺伝子の特定部位を核酸分解酵素で特異的に切断することにより、標的遺伝子を破壊、外来遺伝子を導入する技術で、iPS細胞を用いた再生医療においても、疾患遺伝子の修復を目的とした利用が期待されていると。

サイバーエージェント<4751>:209800円(同+1400円)
買い先行。大和が投資判断「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始したことが材料視されている。多額のプロモーションコストを掛けている「Amebaスマホ」の不透明感がバリュエーションの上昇を抑制している状況であるが、来期はプロモーションコストの低下によって少なくとも赤字の解消が見込まれるなど、過去平均程度までのバリュエーションの切りあがりは許容されると。なお、今後、半年程度の目標株価は25万5000円。《KO》

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