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テクノアルファ Research Memo(3):収益はパワー半導体の生産動向と相関が高い
*17:04JST テクノアルファ Research Memo(3):収益はパワー半導体の生産動向と相関が高い
■事業概要
○エレクトロニクス事業(2013年11月期の第2四半期累計売上構成比53.1%)
テクノアルファ<3089>は半導体製造装置、電子材料・機器、その他製品の3事業を2013年11月期からエレクトロニクス事業という1つのセグメントに統合した。
半導体製造装置はパワー半導体製造プロセスの後工程(組立工程)で用いられる米Orthodyne Electronics社製ワイヤボンダー並びにその部品、消耗品を仕入れ、同社が搬送装置等の付加価値を加えるなどしたうえで、国内の顧客に販売している。また、日系企業のアジア製造拠点向けに関しても同社が販売を担当している。
パワー半導体は端子の数が少ない一方、流れる電圧や電流が大きいため、端子とICチップを繋ぐためのワイヤーは、高い電圧・電流が流れて断線するのを防ぐため比較的線径の太いアルミ線(25~500μm)が主に使われている。マイコンやメモリなど高速動作が必要な半導体では抵抗値が少ない細径(15~50μm)の金線を使うのが一般的であるのとは対照的となっている。このパワー半導体用のワイヤボンダーの販売は、国内で同社と超音波工業(未上場)が市場シェアを2分する格好となっている。特に同社が扱うOrthodyne社製のワイヤボンダーは、生産性が他社製品と比較して高いことが強みとなっている。トヨタ<7203>のハイブリッド車に搭載されるパワー半導体の製造プロセスで採用されたことから、トヨタグループでの実績の高さに定評があり、現在は日系のパワー半導体メーカーほぼ全てと取引がある。
また、半導体装置の売上高の中には装置本体の売上高と消耗品の売上高に分けられるが、装置売上高は半導体メーカーの設備投資動向に、消耗品に関しては装置の稼働率(半導体の生産量)に影響を受ける傾向にある。利益に関しては大半を消耗品で稼ぎ出す収益構造となっているため、同事業の収益は日系メーカーのパワー半導体の生産動向と相関が高いと言える。
電子材料・機器の主な製品としては、半導体や電子部品、液晶等の組立工程で使用する接着剤や消耗品などがあり、そのほか、卓上ダイボンダーや、ボンドテスター、温度モニターシステムなどを国内外のメーカーから仕入れて、国内のエレクトロニクスメーカーや大学・研究所向けなどに販売している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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