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テクノアルファ Research Memo(6):半導体装置事業の好不調が業績に大きく影響
*17:06JST テクノアルファ Research Memo(6):半導体装置事業の好不調が業績に大きく影響
■事業概要
(2)事業リスクについて
テクノアルファ<3089>の事業リスクとしては、半導体装置事業への依存度の高さと為替変動による収益リスクの2点が挙げられる。半導体装置事業に関しては半導体及び設備投資の好不況の波が大きいため、不況期には業績が大きく落ち込むリスクがある。このため同社では、半導体装置事業以外の事業を育成することで、半導体業界から受ける影響度を引き下げていく考えだ。ペリテックの子会社化もそうした経営施策によるものである。
とは言え、直近の業績をみてもわかるように、半導体装置事業の好不調が業績に大きく影響を与える収益構造からまだ脱し切れていないのが現状だ。半導体装置事業に関してはパワー半導体の市場拡大を背景に、まだ成長余地があることから引き続き強化をしていく方針に変わりないが、同時に他事業の拡充も進めていくことで、長期的には半導体装置事業の依存度を引き下げ経営の安定化を進めていく方針だ。
一方、為替変動が収益に与えるリスクについては、同社の仕入高のうち約5割が海外からの仕入れとなる。その大半が米ドル建てとなっていることから、円安の場合は仕入れコスト高につながる。このため、同社では定期的(3~4回/年)に為替予約を行い、為替変動リスクに対応している。ただ、急激な為替変動が起こった場合は、一時的な影響は避けられない。2013年11月期においては1ドル80円台で全て予約済みのため、業績面での影響が大きくないものの、2014年11月期以降は円安に伴うコスト高の影響を受ける可能性がある。同社では現在、顧客との価格交渉を行っている段階だが、コスト転嫁ができなければ1円のドル高円安で10百万円強の減益要因となるものとみられる。なお、長期的な為替対策としては海外からの仕入れ比率を引き下げる、あるいは輸出売上高を拡大していくことで為替変動による収益への影響を小さくしていく方針としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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