(中国)経済指標の一時的な変動で政策の方向性を変えるべきでない=李首相

2013年7月17日 09:52

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:52JST (中国)経済指標の一時的な変動で政策の方向性を変えるべきでない=李首相
中国では、4-6月期の経済成長率が政府目標と同水準まで減速する中、政府がどのような対応に出るのか、市場の注目が集まっている。しかしながら、李克強首相は16日、専門家や企業責任者などを招いた経済情勢に関する座談会の席で、「経済指標の一時的な変動によって政策の方向性を変えるべきではない」と述べた。一定の成長減速は許容する方針を示唆したものとみられている。

中国政府の公式ウェブサイトに16日夜掲載された内容によると、李首相はマクロ調整の主な目的は、経済を「合理的なレンジ」で推移させることだとの考えをあらためて強調。合理的なレンジについて、「“下限”は(経済の)安定成長、雇用の確保であり、“上限”はインフレ防止」と説明した。

その上で、経済指標の一時的な変化で政策の方向性を変更し、構造改革のチャンスと成果に影響を及ぼしてはならないと発言。ただ同時に、合理的なレンジを下回ることや、景気の大幅な変動に対して警戒と準備を怠ってはならないとも言及している。

なお、中国の国務院(内閣に相当)はきょう17日、日本の閣議に相当する常務会議を開く予定。上期の経済指標が発表された後で最初の常務会議であり、その総括を行うとともに下期のマクロ政策について話し合いが行われる見通しだ。大手証券紙などでは、経済成長率が政府の許容ラインを下回らない限り、本格的な景気刺激策に期待することは難しいとの見方が示されている。《NT》

関連記事