日本トリム Research Memo(9):13年3月期は売上高、経常利益、当期純利益で過去最高を更新

2013年7月5日 18:50

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記事提供元:フィスコ


*18:50JST 日本トリム Research Memo(9):13年3月期は売上高、経常利益、当期純利益で過去最高を更新

■2013年3月期の連結決算

(1)決算概況

2013年4月25日に発表された、日本トリム<6788>の2013年3月期の連結決算は、売上高が前期比11.2%増の10,690百万円、営業利益が同11.3%増の2,184百万円、経常利益が同21.3%増の2,440百万円、当期純利益が同37.9%増の1,526百万円となり、売上高、経常利益、当期純利益で過去最高を更新した。

増収の要因は、主力である国内の家庭用整水器の販売増にある。職域販売、取付紹介販売、店頭催事販売の3ルートすべてで営業員1人当たりの販売台数が過去最高を記録した。特に職域販売と取付紹介販売では、総販売台数が過去最高を更新した。

また、浄水用のカートリッジ販売が中心となるストックビジネスにも力を入れた。整水器の効果を継続的に得るために、浄水カートリッジの定期交換が大切であることを啓蒙、訴求するため、ユーザーへの情報発信を強化したことも奏功し、カートリッジの売上高も前期比9.6%増となった。

海外事業も伸長。インドネシアのボトル水の販売は同国の経済成長を背景に順調に増加し、大幅な増収となった。中国では、領土問題などの厳しい環境下ではあったが、初の黒字化を達成、2012年に進出した台湾でも精力的に市場開拓に取り組んでいる。

医療関連事業は急伸。特に米国で販売している変異遺伝子検出キットは、売上が急増し、収益に貢献する水準に一気に成長した。医療・予防医療分野における電解水透析用機器は、2012年6月に、透析装置の国内シェアトップである日機装株式会社と総販売代理契約を締結し、今後の拡大が期待される。

営業利益の増加要因は、売上高営業利益率が20.4%と前期と同じであることから、各事業の売上増による効果といえる。また、インドネシア関連会社の連結子会社化の影響もあり、売上原価は前期比14.3%増、販管費は同9.9%増となったが、整水器の販売台数が伸びた結果限界利益が急上昇し、これら経費の増加分を吸収したのである。

しかし、海外事業においては、インドネシアのボトルウォーター販売が2期連続の黒字となり、さらに、変異遺伝子検出キットの販売が、2013年3月期に初めて黒字化したことも収益に貢献した。


(執筆:フィスコ客員アナリスト柄澤邦光)《FA》

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