スノーデン氏の亡命の可能性と、その消息に関する噂とは?

2013年7月3日 20:29

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記事提供元:NewSphere

 米情報収集プログラムを暴露したエドワード・スノーデン氏は、ロシアのシェレメチェボ空港のトランジットゾーンに滞在している。ウィキリークスによると、同氏は21ヶ国に亡命を申請した。しかし数ヶ国に拒否されており、身動きの取れない状況に陥っているといえる。

 なおスノーデン氏は2日、ロシアへの亡命申請を撤回した。ロシアは同氏を空港から追い出す計画はなく、米国に強制送還する可能性も否定している。

 こうした状況下で、海外紙は、スノーデン氏の亡命先や消息に関する噂を報じている。

【スノーデン氏の亡命先】

 スノーデン氏の亡命先の選択肢は限られてきた。ドイツ、スペイン、インド、ブラジルなどは、亡命申請を拒否した。その他の消極的な国々は、亡命申請のためにはその国の領土まで辿り着かなければならないとしている。有効なパスポートを持たないスノーデン氏にとって、これは現在不可能だ。

 対して、米国の鼻をあかすチャンスを狙っているラテンアメリカのいくつかの国々は、スノーデン氏の亡命を受け入れる意向を示している。

 ボリビアのモラレス大統領と、ベネズエラのマドゥロ大統領は、テレビインタビューにおいて、スノーデン氏が保護に値することを表明していた。

 一方、当初はスノーデン氏支持を表明していたエクアドルは、米国の圧力の影響もあってか、支援を引き上げている。フィナンシャル・タイムズ紙は、同国のコレア大統領は、冷静とは程遠い状態であると報じている。大統領は、スノーデン氏はスパイ行為をはたらいたといえる、と述べているという。

 また、ガーディアン紙によるインタビューによると、大統領はスノーデン氏に安全渡航書類を発行したことについて失敗だったとさえ言っている。それは無効であり、使用する権利はなく、我々にすらよくわからないものであるとしている。

【スノーデン氏がロシアを出国したという噂】

 2日、ボリビアのモラレス大統領が乗ったモスクワ発の飛行機が、フランスとポルトガルが領空柄を拒んだことで、オーストリアへ着陸する事態が発生した。スノーデン氏が飛行機に乗っているという噂が原因だという。

ボリビアの外相はこの噂を否定している。

 ボリビアは同氏からの亡命申請は受けていないが、その検討の余地があるという姿勢だった。

 ニューヨークタイムズ紙によると、ボリビアはスノーデン氏受け入れのため新しい渡航ルートを検討し、各国に働きかけているという情報もある。こうした中で、スノーデン氏が既に出国したのではないか、という噂が出回っていることに、大統領は憤慨しているという。

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