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泉州電業 Research Memo(3):機器用・通信用電線が主力、オリジナル商品で差別化図る
*18:51JST 泉州電業 Research Memo(3):機器用・通信用電線が主力、オリジナル商品で差別化図る
■事業概要
(2)事業概要
泉州電業<9824>の商品別の売上構成比(2012年10月期)はグラフの通りで、機器用・通信用電線が37.1%と最も大きく、次いで電力用ケーブルが31.9%、汎用被覆線が11.8%となっている。業界全体の構成比と比較すると機器用・通信用電線と電力用ケーブルの比率が高いことがわかる。これは業界合計では比率の高い輸送用電線(主に自動車用ワイヤーハーネス)を同社では手掛けていないことによる。この数字を除いた業界合計の構成比では機器用・通信用電線が22%、電力用ケーブルが31%となっており、電力用ケーブルはほぼ同じ構成となっているものの、機器用・通信用電線では同社の構成比が高くなっており、同社の特徴と言える。
また、機器用・通信用電線のなかでも同社は自動車業界やエレクトロニクス業界における工場の生産ラインで用いられる電線を主力としている。具体的にはFA機器や工作機械を繋ぐケーブル及び、これら機器内に組み込まれる電線などだ。このため同社の業績は国内における自動車・エレクトロニクス業界を中心とした製造業の設備投資動向と相関性が高くなっている。
同社はこの機器用・通信用電線において他社との差別化を図っている。具体的には、営業が集めてきた顧客ニーズをもとにオリジナル商品を独自で、またはメーカーとの共同開発で、単なる仕入販売商社ではない付加価値商品の販売を行っている。加工品の拠点を顧客の近隣で展開していると述べたが、こうしたロケーション戦略によって顧客との接触を密にし、新製品や生産ラインの設計段階からの情報を入手して製品開発に活かしている。こうしたオリジナル商品の特徴は、「耐久性、耐環境性(温度変化、防油、防水など)、ノイズ対策」など、顧客のニーズに合わせたものとなっている。こうしたオリジナル商品に関しては、在庫リスクを同社が抱えるため、粗利益率も高く設定されている。機器用・通信用電線のなかでこうしたオリジナル商品の売上構成比は半分程度を占めている。機器用・通信用電線の売上構成比は37%だが、粗利益率は高く、同社の業績が製造業の設備投資動向と相関性が高い要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト佐藤譲)《FA》
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