米株式:出来高に欠く中での上昇続ける

2013年7月2日 23:58

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記事提供元:フィスコ


*23:58JST 米株式:出来高に欠く中での上昇続ける

米株式市場

夏季に入り、最近の出来高の少ない中での上昇を続けている。

資産購入縮小へのタイミングとサイズへの思惑が続くなかで、バークレイズ、シティグループ、ドイツ銀行、UBS、東京三菱のエコノミストの失業率予想へのコンセンサスは第4四半期に7%までの改善となっているようだ。バーナンキ議長は資産購入終了へのターゲットの一つに失業率7%を設定している中で、連銀の公式見通しでは13年の間は7.2-7.3%となっており、民間のエコノミストはこれより早い改善を見込んでいると捉えられる。

本日は正午付近から投票権を持つメンバーのダドリー・ニューヨーク連銀総裁が経済に関しての講演を行う予定となっている。同氏は先週、労働市場に関して「健康的な状態だとは言えない」と発言。資産購入縮小に関しては「tighteningとは違う」とし、「縮小は後半から開始し、14年半ばに終了することが妥当と言えるが、タイミングはカレンダー的なものでなく、あくまでも経済見通しの変更にともなう」との見解を示し、6月19日のバーナンキ議長によるプレスカンファレンス後の連銀幹部による火消しの一旦を担っていた。

今週は3日のADP雇用統計とISM非製造業、5日の雇用統計まで雇用関連のデータ発表が重なる。1日発表されたISM製造業では雇用が50を下回り、48.7にまで低下しているが、民間のデータではこの数カ月政府発表の雇用統計との乖離も見られている。

2日の債券購入は12.5-17.5億ドルで予定されており、比較的小規模となっている。なお、今月最大は独立記念日前で短縮取引となる3日の47.5-57.5億ドル。

海外では、中国に関してバークレイズが同国のGDPは今後3年間で3%以下にまで下落することを見込むとの見解を示している。また、米国による欧州(ドイツ)スパイ問題に関して、9月に連邦議会選挙を控えるメルケル首相は断固とした姿勢を示しているようで、冷戦との比較をしている。

個別銘柄では、6月の自動車販売台数においてフォード(F)、ゼネラル・モーターズ(GM)ともに市場予想を上回っている。

S&P 500は7.54高の1622.50前後で推移、ナスダック総合指数13.74ポイント高の3448.23ポイント前後で推移、ダウ平均株価は60.51ドル高の15035.47ドル。(日本時間22時45分時点)。《KG》

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