2日の香港市場概況:5日ぶり反落、中国の景気減速懸念から利益確定売り優勢に

2013年7月2日 17:49

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記事提供元:フィスコ


*17:49JST 2日の香港市場概況:5日ぶり反落、中国の景気減速懸念から利益確定売り優勢に

特別行政区設立記念日の休暇明けとなった2日の香港市場では、主要指数のハンセン指数が5営業日ぶりに反落となり、前営業日比144.64ポイント安(-0.70%)の20658.65で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同107.59ポイント安(-1.16%)の9203.85、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同81.41ポイント安(-2.02%)の3947.31だった。

前日の欧米株高の流れを受けて続伸で始まったものの、ほどなくマイナス圏に転落。1日発表の景況感指数の低下を受けて中国経済の減速懸念が強まる中、本土系銘柄を中心に利益確定売りが進んだ。また、今週は米国でも主要経済指標の発表が相次ぐことから、慎重ムードが強まったもよう。後場に入ると、この日の中国本土株がプラス圏に切り返したことで小高くなる場面もあったが、再び売りに押される形となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、中国工商銀行(01398/HK)が2.86%安。シンガポールの政府系投資会社、テマセク・ホールディングスによる株式買い増しが報じられたものの、特段の支援材料にはならなかった。一方、国内銀行の新規融資が6月初めに高い伸びを示したことに対し、中国人民銀行(中央銀行)が懸念を表明したと伝わっている。

半面、中国石油天然気(00857/HK)が6.67%高と大きく値上がりした。中国政府が先月28日、天然ガスの卸売基準価格を引き上げる方針を示したことで、収入拡大への期待が高まった。今回の値上げにより、同社の売上高は260億元(約4160億円)上乗せされるとの試算も示されている。

カジノセクターはまちまち。サンズ・チャイナ(01928/HK)が上昇した半面、銀河娯楽(00027/HK)は下落した。1日に発表されたマカオの6月カジノ収入は前年同月比21.2%増となり、市場予想を上回った。このほか、比亜迪(01211/HK)が10.89%高と急伸。深セン市でのタクシーEV(電気自動車)化や米国でのEVバス受注といった報道が好感された。《KO》

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