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DVx Research Memo(5):不整脈事業では新規顧客の開拓効果で2ケタ増収を達成
*20:40JST DVx Research Memo(5):不整脈事業では新規顧客の開拓効果で2ケタ増収を達成
■決算動向
セグメント別の状況は以下の通り。
○不整脈事業
不整脈事業の2013年3月期の業績は、売上高で前期比13.6%増の18,830百万円、セグメント利益で同8.1%増の2,642百万円となった。前述したように保険償還価格の改定に伴う売価ダウンの影響はあったものの、既存顧客における販売数量の増加に加えて西日本(広島、大阪)、東北(宮城)、関東北部(栃木)における新規顧客の開拓効果により2ケタ増収を達成した。増収分の約3分の1は新規顧客開拓によるものとなっている。特に、不整脈検査・治療では、国内有数の症例件数を持つ医療施設を新規顧客として獲得したことが大きかった。
主力製品別の数量ベースでの動向は、ペースメーカが前期比横ばい、ICDが微増、CRD-Tが2割強の増加、アブレーションカテーテルが2割増となった。
セグメント利益率が14.0%と前期比で0.7ポイント低下したが、この要因としては2つ挙げられる。1つ目は、検査用カテーテルで2011年3月期に投入した新製品が2012年3月期の売上に大きく寄与したことだ。新製品、とりわけ業界で先駆けとなる新製品が投入されたときは、当該新製品の利益率は低くなる傾向にある。と言うのも、他社で同じような機能の製品が無いことから、売り手であるメーカー側の価格決定力が強くなるためだ。逆に言えば、同様の機能を持った製品が同業他社から出始めると価格競争が起きるため、ディーブイエックス<3079>のような買い手側の価格交渉力が増すことになる。セグメント利益率の低下要因の2つ目は、CRD-Tの売上構成比率が上昇したことによる影響だ。CRD-Tは他の製品に比べて価格が高いため、利益率で相対的に低くなる傾向にある。
○虚血事業
虚血事業の2013年3月期の業績は、売上高で前期比8.3%増の8,477百万円、セグメント利益で同12.6%増の1,369百万円となった。収益拡大に繋がった要因は大きく2つある。1つ目は、同事業の売上の約5割を占める自動造影剤注入装置「ACIST」関連が装置本体のリプレース期に入ったこともあり、前期比10%弱の伸びとなったことである。2つ目は、エキシマレーザにおいてコロナリー(冠動脈治療用)カテーテルの保険適用が2012年7月に認可されたことで、装置本体の施設導入台数が前期比9台増の31台となり、併せて消耗品であるカテーテルの販売数量が大きく伸びたことである。具体的には、リード抜去用のカテーテルが前期比約80%増、コロナリーカテーテルが約15倍に増加した。「ACIST」関連、エキシマレーザ関連とも利益率が40%以上と高いことから、セグメント利益率に関しても前期比1.5ポイント上昇の39.4%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《SY》
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