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3DマトリックスResearch Memo(1):「TDM-621」は上期の承認を見込む、新たなパイプラインに創傷治癒材
*16:34JST 3DマトリックスResearch Memo(1):「TDM-621」は上期の承認を見込む、新たなパイプラインに創傷治癒材
スリー・ディー・マトリックス<7777>は、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された「自己組織化ペプチド技術」の「独占的・全世界的な事業化権」を保有する。
「TDM-621」(吸収性局所止血材)の国内における製造販売承認の遅れによって、2013年4月期の業績は経常利益で977百万円の赤字となったが、2014年4月期には上期までの製造販売承認を前提に、売上高は4,178百万円、経常利益は1,646百万円と本格拡大局面に入ると見込んでいる。売上高の約7割は製造販売承認に伴うマイルストーン収入や契約一時金収入となると想定され、欧米市場における販売先企業との契約に関しても今期中に締結する計画だ。
同社は6月に決算発表と同時に新たな中期経営計画の数字も発表した。2015年4月期の業績については、欧米拠点における固定費用や治験費用の拡大により、前回計画をやや下回る格好だが、2016年4月期に関しては売上高が12,569百万円、経常利益が5,780百万円、EPS190円台と急拡大を見込んでいる。また、新たな開発パイプラインとして「TDM-511」(創傷治癒材)を追加した。皮膚表面からの出血を止血するだけでなく、創傷部の皮膚再生機能に優れた効果を発揮することが動物実験でわかっており、傷痕を残したくない部位での利用拡大が期待される。まずは米国市場から開拓していく考えで、2016年4月期以降の売上寄与を見込んでいる。
★Check Point
・今期は止血材の国内での販売承認の取得時期が最大の焦点
・新たに公表した2016年4月期の業績目標値はEPSで193.7円
・再生医療分野での新製品開発や特許取得も成長ポテンシャル
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《SY》
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