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3DマトリックスResearch Memo(7):再生医療分野での新製品開発や特許取得も成長ポテンシャル
*16:42JST 3DマトリックスResearch Memo(7):再生医療分野での新製品開発や特許取得も成長ポテンシャル
■株価指標と株主還元策
スリー・ディー・マトリックス<7777>の株価は、2013年6月1日に1:2の株式分割を行ってから、株式市場全体の調整もあって現在は4,000円台で推移している。とは言え、株式公開時からは実質10倍程度に上昇した格好となっており、同社の期待の高さが窺える。当面の焦点は止血材の承認取得であることに変わりないが、同社においては歯槽骨再建材や今回新たにパイプランとして加わった創傷治癒材など、再生医療分野においても注目される新製品の開発や特許の取得を行っている。今回発表された中期計画の数字においては2015年4月期までは止血材に関連するものが大半を占めるが、2016年4月期以降はこうした再生医療分野における製品売上やマイルストーン収益なども業績に本格寄与してくる見通しであり、中長期的な成長ポテンシャルは極めて高いと言えよう。
他のバイオベンチャーや医療機器・材料メーカーと比較して、短期的な業績指標でみた割安感はみられないものの、止血材の製造販売承認が下りれば、中期計画で示されている2016年4月期に売上高12,569百万円、EPSで193円というシナリオも現実味を帯びてくるだけに、一段と注目されてくるものと思われる。
株主に対する利益還元策についてだが、当面の間は医療製品の開発に向けた研究開発へ継続的に資金を費やしていくことを優先する方針で、配当金に関しては累積損失が一掃された段階において、その時点での財務状態並びに業績動向を勘案して判断していく方針となっている。中期計画通りに業績が進捗したとすれば、2015年4月期には累積損失が一掃され内部留保もある程度充実することから、配当を実施する可能性が高いと弊社ではみている。
なお、同社では株価上昇によって株式分割を過去複数回にわたって実施している。個人投資家の株主作りに注力してきた会社の方針とも言えるが、4月末段階で株主数が5,000人を超えるなど一定の効果もでてきている。このため、今後も基本的には株価が上昇すれば株式分割の検討を行う方針を維持していくとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《SY》
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