3DマトリックスResearch Memo(5):新たに公表した2016年4月期の業績目標値はEPSで193.7円

2013年6月28日 16:41

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記事提供元:フィスコ


*16:41JST 3DマトリックスResearch Memo(5):新たに公表した2016年4月期の業績目標値はEPSで193.7円

■決算概要

(3)中期経営計画

スリー・ディー・マトリックス<7777>は今回、中期計画見通しの修正を行うとともに、新たに2016年4月期の業績目標値も公表した。2014年4月期に関して4月時点の計画よりも減額されているが、売上高に関しては止血材の承認が遅れた影響で、利益面では欧米市場の拡大に向けた開発費用や販売管理費用など先行投資的な費用増加が主因となっている。2015年4月期に関してはほぼ前回計画並みとなり、新たに追加された2016年4月期では売上高が12,569百万円、経常利益が5,780百万円、一株当たり利益が193.7円と急拡大することを見込んでいる。

2014年4月期の売上内訳は前述した通りだが、2015年4月期以降に関しては製品売上が全体の約70%へと急拡大し、マイルストーン収益や契約一時金収入は30%程度と逆転する見込みとなっている。止血材の販売が本格的に拡大することが主因となっている。また、国内外の売上構成比でも2015年4月期は海外向けが約70%と逆転することになる。海外向けの約半分程度はマイルストーン収益・契約一時金となり、その大半は欧米での止血材関連で占められ、残りが歯槽骨再建材にかかるものとなる。海外市場における製品売げに関しても国内同様、止血材が中心となる見通しだ。

なお、海外売上高が2015年4月期以降急拡大することから、為替変動による収益への影響度が従来以上に増してくる。マイルストーン収益や契約一時金に関しては外貨建てとなるため、為替変動が直接影響することになる。また、製品売上に関しては材料を海外から商社経由で仕入れていることや、製品原価率が30%台と想定されることなどから仕入れコスト面での影響は軽微と思われる。一方、欧米市場向けの販売に関しては、子会社を通じた収益計上が想定されることになり、影響はあるものと思われる。また、欧米市場においては、現地での製造や決済方法も含めて現在交渉中のため、流動的であることも考慮に入れる必要はあるが、少なくともマイルストーン収益や一時金に関しての影響はあるとみられる。今回の計画における為替レートは95円/ドルが前提となっている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《SY》

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