概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は3日ぶり反落、資源大手の減配などを嫌気

2013年6月28日 10:12

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記事提供元:フィスコ


*10:12JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は3日ぶり反落、資源大手の減配などを嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 47609.46 +0.93%
昨日27日のブラジル市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比437.48ポイント高(+0.93%)の47609.46で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは55、値下がり14、変わらず2と買いが優勢。石油・ガスを除くすべてのセクターが買われ、中でもヘルスケアや公益の上昇が目立った。

小幅安で寄り付いた後は買い戻され、引けまで狭いレンジで推移した。鉄鋼など資源銘柄への買いが指数の上げを主導。先週の米新規失業保険申請件数が前週を下回ったことが好感され、この日のNY原油先物など商品価格が上昇した。また、ゴールドマン・サックス証券(GS)が鉄鋼大手ゲルダウ(GGBR4)の投資判断を「バイ」に引き上げたことも同セクターの支援材料。さらに、ブラジル株の値ごろ感もあらためて意識されたもようだ。

【ロシア】MICEX指数 1313.23 -0.54%
27日のロシア市場は3日ぶりの反落。主要指標のMICEX指数は前日比7.16ポイント安(-0.54%)の1313.23で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり22、値下がり28と売りが優勢となった。

横ばいで寄り付いた後は売り優勢に転じ、その後も軟調な展開を示した。天然ガス大手のガスプロム(GAZP)の減配発表などが嫌気され、同社以外の資源銘柄も連れ安となった。ガスプロムはこのほど、2013年の純利益が前年から約10%減少するとの見通しを示し、1株あたりの配当予想を前年実績の8-9ルーブル(24-27円)から6-8ルーブルに引き下げると発表。また、独占禁止法違反を巡る訴訟でガスプロムがドイツの電力会社RWEに敗訴したことも圧迫材料となった。

【インド】SENSEX指数 18875.95 +1.75%
27日のインドSENSEX指数は反発。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が金融緩和の継続を示唆したほか、米国では国内総生産(GDP)確定値の下方修正で量的緩和の継続期待が浮上。欧米やアジアなど海外株式相場の上昇の流れを引き継ぎ、インド市場でも買いが優勢になった。また、この日発表された経常収支で赤字が縮小したことも安心材料。加えて、外国為替市場では通貨ルピーが対米ドルで反発し、株式相場でもひとまず買い安心感が広がった。

【中国本土】上海総合指数 1950.01 -0.08%
27日の上海総合指数は小幅に7営業日続落し、連日で年初来安値を更新した。前場は買い戻しが先行。国家外貨管理局が適格海外機関投資家(QFII)などに対し、新たな投資枠を付与したことが支援材料。また、この日発表された1-5月の工業企業利益の伸び率が加速したことで、成長鈍化懸念がやや後退した。ただ、指数は後場に入って値を消す展開に。銀行間市場での流動性不足は当面続くとの見方から金融不安がくすぶる中、結局マイナス圏で取引を終えた。《FA》

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