【編集長の視点】藤久は反落も直近東証1部指定替え銘柄は直近IPO株と逆行高展開で綱引き

2013年6月28日 09:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  藤久 <9966> は、46円安の1794円と3日ぶりに急反落している。前日27日ザラ場に東証第1部指定替え後高値1930円まで買い進まれる逆行高を演じ、きょう28日の全般相場の続伸で逆に利益確定売りが先行している。ただ5月30日に東証第1部・名証第1部に指定替えされ、東証株価指数(TOPIX)への算入が開始されることからTOPIX連動型のファンドの買い需要が発生するとした好需給思惑は、依然として底流しており、下値からの切り返し展開も引き続き想定範囲内となりそうだ

  5月に東証1部に指定替えされた銘柄は、同社株のほか5月24日の日本ERI <2419> 以下、マネーパートナーズグループ(マネーパートナーズGP) <8732> (東1)、ジェイアイエヌ(JIN) <3046> (JQS、東1)と続き、6月20日には富士機械製造 <6134> (東1、名1)が、東証第1部に新規上場された。新興市場では、6月26日に新規株式公開(IPO)され、買い気配のまま推移してきたリプロセル <4978> (JQG)が、きょう28日の3日目の寄り付段階で公開価格3200円の5.5倍の1万7800円で初値をつけるなど高人気となっており、高人気株のデビューにツレ高して直近IPO株買いが盛り上がり、全般調整相場下では逆行高するのが、恒例となっている。

  ところが、この直近IPO株のうち6月11日にIPOされ公開価格の5.4倍の上場来高値1万3700円まで大化けしたペプチドリーム <4587> (東マ)が、米大手製薬会社ファイザーとの共同研究を解消したことから、きょう28日は急反発しているものの、寄り付き段階では上場来安値5930円まで売られ半値以下となる急落を演じたことが響いて直近IPO株は、波乱展開の様相を強めている。

  これに対して直近東証1部指定替え銘柄は、藤久のように高値更新銘柄が出たほか、きょう28日は、マネーパートナーズGPが、620円安の2万8200円と反落しているが、JINが、主市場のジャスダック市場(スタンダード)で55円高の4730円と4日続伸するなど堅調に推移しており、逆行高セクターとしては、直近IPO株と強弱感が対立をより鮮明化しそうだ。

  藤久は、今年4月に今6月期純利益を再下方修正して赤字転落して配当も減配したが、1400円台で底固く推移し、5月の一転した業績上方修正・赤字幅縮小に東証1部指定替えが続いてストップ高を伴って上ぶれ、指定替え後高値まで3割高した。来6月期純利益は、黒字転換が予想されているが、水準が低いだけに引き続き需給主導の株価展開が見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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