バーナンキ議長の後任探しが本格化?イエレン副議長は100年のジンクス破れるか

2013年6月28日 09:18

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記事提供元:フィスコ


*09:18JST バーナンキ議長の後任探しが本格化?イエレン副議長は100年のジンクス破れるか
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のスポークスマンと言われるジョン・ヒルゼンラス記者は27日、米ウォールストリート・ジャーナル(電子版)に、「米国政府がバーナンキ議長の後任候補のリストアップを開始した」との記事を掲載しました。

議長の任期は来年1月までで、議長本人も延長を望んでいないと伝わっています。オバマ大統領はバーナンキ議長に続投を要請することもできますが、この望みが薄くなったことで、ルー財務長官ら少数の政府高官が候補者リストの選別に取り掛かったようです。

バーナンキ議長は量的緩和第3弾(QE3)について、今年後半から縮小させる可能性を示唆しました。経済指標の内容次第という付帯条件はついているものの、議長の言葉通りに事態が進行すればバーナンキ議長の最後の仕事は“縮小に取り掛かるタイミング”となり、後任にはそのブレーキ加減の調整が託されそうです。

さて、記事では後任リストの内容は明かされていませんが、市場関係者の間で最も有力視されているのがイエレンFRB副議長です。イエレン氏は1990年代のクリントン政権下で大統領経済諮問委員会の議長を務めた経歴を持ち、FRB内でもサンフランシスコ連銀総裁を務めるなど、政府と中央銀行で様々なポストを歴任しています。

このため、FRB内での調整がスムースに進行するとの利点がありますが、米連邦準備制度の創設以来100年間で副議長が議長に昇格した事例は“ゼロ”です。イエレン氏がこのジンクスを打ち破ることができるかについても、市場の注目が集まりそうです。《RS》

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