27日の香港市場概況:3日続伸、本土株安や中国の景気懸念で後場は上値を削る展開に

2013年6月27日 17:45

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記事提供元:フィスコ


*17:45JST 27日の香港市場概況:3日続伸、本土株安や中国の景気懸念で後場は上値を削る展開に

27日の香港市場では主要指数のハンセン指数が3日続伸となり、前日比101.53ポイント高(+0.50%)の20440.08で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同6.03ポイント安(-0.07%)の9158.61と反落。レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同53.70ポイント高(+1.39%)の3925.36だった。

ハンセン指数は終日プラス圏で推移。前日の欧米株高が好感されたほか、引き続き中国人民銀行(中央銀行)による流動性供給方針を受けた金融不安の緩和が買い手掛かりとなった。加えて、この日発表された中国の5月工業利益が市場予想を上回る伸びだったことも支援材料となった。ただ、中国の金融不安や景気減速への警戒感も根強く、買い進む動きは限定的。後場には中国本土株が値を消す展開となったことで、ハンセン指数も上値を削った。

ハンセン指数の構成銘柄では、電力株と石炭株が明暗を分けた。中国の石炭大手がスポット販売価格を引き下げたとの報道を受けて、コスト減少期待から華潤電力控股(00836/HK)が6.25%上昇。一方、値下げに踏み切ったと報じられた中国神華能源(01088/HK)、中国中煤能源(01898/HK)がともに3%超の下落率となった。

その他の個別銘柄では、中国燃気(00384/HK)が4.80%上昇。市場予想を上回る決算や増配方針が好感されたほか、シティグループによる投資判断の引き上げも買い手掛かりとなった。また、家具メーカーの敏華控股(01999/HK)が1.36%値上がり。北京市で家具の買い替え補助制度「以旧換新」がスタートするとの報道が材料視された。

一方、ハルビン動力(01133/HK)が11.75%下落。6月中間決算で大幅増益となる見通しを示したことが嫌気された。このほか、さえない決算を発表した波司登国際(03998/HK)が15.31%安と急落。同社が前日大引け後に発表した2013年3月本決算は前年比25%減益と、市場予想以上の業績悪化となった。《KO》

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