(中国)流動性ひっ迫は来月も継続か、一部銀行では住宅ローンの優遇金利廃止

2013年6月27日 10:33

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記事提供元:フィスコ


*10:33JST (中国)流動性ひっ迫は来月も継続か、一部銀行では住宅ローンの優遇金利廃止
季節要因などによる銀行の資金ひっ迫で金融不安が強まる中、中国人民銀行(中央銀行)は先ごろ、一部金融機関に向けて流動性を供給したことを表明。ただ、中信証券やUBS証券、オーストラリア・ニュージランド銀行(ANZ)など複数機関が、流動性不足は7月中旬まで続くとみている。

うちUBSは、◇6月末に「理財商品」と呼ばれる財テク商品の多くが償還期限を迎える、◇5大銀行の配当支払いのための資金需要が2400億元に達する、◇商業銀行による7月初の預金準備金積み増しは8000億元に上る——ことなどを要因として挙げた。

格付けフィッチ・レーティングスはこれより先、6月末に償還期限を迎える理財商品の規模が1兆5000億元(約22兆円)に上るとの試算を発表している。

資金の調達が困難となる中、北京や広東、江蘇の一部銀行が住宅ローン業務を一時停止、または優遇金利を取り消しているとも報じられている。また、利回りの高い理財商品を新たに販売することで資金を確保する動きもあるといい、悪循環に陥ることが懸念されている。《NT》

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