概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は続伸、レアル高を受けて輸入インフレ懸念がやや後退

2013年6月27日 10:04

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記事提供元:フィスコ


*10:04JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は続伸、レアル高を受けて輸入インフレ懸念がやや後退
【ブラジル】ボベスパ指数 47171.98 +0.59%
昨日26日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比278.94ポイント高(+0.59%)の47171.98で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは44、値下がり22、変わらず5と買いが優勢。素材と通信を除くすべてのセクターが買われ、中でも資本財や石油・ガスに買いが集中した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。通貨レアルが対米ドルで4営業日続伸したことを受け、輸入インフレ懸念がやや後退した。ブラジル中央銀行がレアル安の進行を食い止めるため、米ドルのショートポジション(ドル売り・レアル買い)に対し、準備金制度を撤廃する方針を示したことがレアル買いにつながったもようだ。同制度が撤廃されれば、レアルの対米ドル為替レートが正常な水準に戻ると期待されている。

【ロシア】MICEX指数 1320.39 +1.76%
26日のロシア市場は大幅続伸。主要指標のMICEX指数は前日比22.80ポイント高(+1.76%)の1320.39で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり27、値下がり23と買いが優勢。MICEX指数はこの日、約1週間ぶりに1300の大台を回復して引けた。

朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は上げ幅を拡大させた。中国の短期金利下落や欧米株の上昇など外部環境の改善が買い安心感を与えた。また、1-3月期の米国内総生産(GDP)確定値が市場予想を下回ったことを受け、同国の量的緩和が早期に縮小されないとの期待も再び台頭したもようだ。ほかに、NY原油先物の上昇もウエートの高い石油・ガスなどの物色手がかりとなった。

【インド】SENSEX指数 18552.12 -0.41%
26日のインドSENSEX指数は反落。終盤までは前日終値を挟んだもみ合い。米緩和策の早期縮小懸念による外国人投資家の売りが圧迫要因となる半面、最近の株価下落を受けた押し目買い意欲が下支え材料に。また、翌27日は先物最終売買日となっており、投資家の間では警戒ムードが強まった。ただ、指数は終盤に急速に値を崩した。外国為替市場で通貨ルピーが対米ドルで1米ドル=60ルピーの節目を割り込んで下落し、過去最安値を更新したことが懸念材料となった。

【中国本土】上海総合指数 1951.50 -0.41%
26日の上海総合指数は6営業日続落。中国人民銀行(中央銀行)は前日の取引終了後、一部銀行を対象に流動性を供給したと発表。証券当局も株式市場の信頼感を取り戻すため、総合的な措置を講じる方針を示した。これが一定の下支えとなり、売り一巡後は徐々に買い戻される展開になった。《FA》

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