26日の中国本土市場概況:上海市場は続落、政策期待と不安が交錯

2013年6月26日 17:02

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記事提供元:フィスコ


*17:02JST 26日の中国本土市場概況:上海市場は続落、政策期待と不安が交錯

26日の中国本土市場はまちまち。上海総合指数は前日比8.01ポイント安(-0.41%)の1951.50、深セン成分指数は同71.30ポイント高(+0.95%)の7566.40で取引を終えた。

上海市場は中盤に下値を模索する展開となったが、その後は徐々に買い戻された。株式市場の急落や短期金利の急上昇を受けて、証券当局や中国人民銀行(中央銀行)が相次いで対応策を講じる方針を示したことが買い安心感を与えた。人民銀は25日の取引終了後、一部銀行を対象に資金を提供したことを明らかにしたほか、銀行間の流動性を適切に調整する方針を明らかにした。また、証券当局も株式市場の信頼感を取り戻すため、総合的な措置を講じると発言した。

さらに、政府が整備中の高速鉄道を着実に完成させるため、関連措置を検討しているとの報道も公共事業などの物色手がかり。一部メディアはこのほど、整備中の高速鉄道を年内に開通させるため、総額50億-60億元(約800億円-960億円)の資金が必要だと報じた。

一方、上海市場は続落で引けた。中国経済や金融システムに対する見方が割れていることが相場の重し。短期金利の上昇が一時的なものだとの楽観的な見方が出ている一方、過熱する不動産市場が次の金融不安を引き起こす可能性が高いことも警告された。また、多くの個人投資家が一段安を待っているとの報道も圧迫材料となった。《KO》

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