【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展】朝日ラバーは4月から下値280円台を固める、今期84%増益を見直す相場が近い

2013年6月25日 09:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 車載用ゴム製品が主力の朝日ラバー<5162>(JQS)の株価が堅調に推移している。低PBRや今期(14年3月期)好業績見通しを支援材料として上値を試す可能性があるだろう。

 自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品や医療用ゴム製品にも事業展開している。シリコーンゴムをベースにした製品に強みを持ち、自動車内装用小型電球やLED照明用のカラーキャップが主力製品である。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。主力の車載用は米国自動車市場の好調、日系自動車メーカーの生産台数増加などで好調が予想される。前期低調だったスポーツ用や医療用も、前期の在庫調整の影響が一巡する見込みだ。円安メリットも寄与して営業損益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、5月14日に年初来高値320円を付けた後は、概ね280円~300円近辺の狭いレンジでのボックス展開となっている。ただし市場全体が波乱の展開となって大幅に調整した状況下では、堅調な推移と言えるだろう。

 6月24日の終値289円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。短期調整が一巡して動意のタイミングが接近している可能性があるだろう。指標面の低PBRや今期好業績見通しを支援材料に、上値を試す展開が期待されそうだ。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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