【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】カナモトは1900円台が8営業日続き下値固まる、豪雨の季節で土木関連機械の出番

2013年6月25日 07:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 建設機械レンタル大手のカナモト<9678>(東1)の株価が下げ止まり感を強めている。終値でみれば1900円台~2000円が8営業日続いている。公共投資増加を追い風に今期(13年10月期)好業績見通しであり、調整一巡して出直りのタイミングが接近しているようだ。

 今期連結業績見通しは5月31日に増額修正して売上高が前期比20.1%増の1034億10百万円、営業利益が同48.8%増の95億70百万円、経常利益が同55.6%増の92億30百万円、そして純利益が同26.7%増の45億30百万円とした。負ののれん発生益が一巡するが、前期子会社化したユナイトの通期連結も寄与して、東日本大震災の復旧・復興関連工事、全国的な防災・減災関連工事、さらに老朽化インフラ補修・更新関連工事、整備新幹線関連工事などが順調で、大幅増収増益の見込みだ。

 6月7日に発表した第2四半期累計(12年11月~13年4月)の通期予想に対する進捗率は、売上高が52.9%、営業利益が70.6%、経常利益が72.8%、純利益が82.0%と高水準である。公共投資増加を追い風に建機稼働率が高水準であり、通期再増額の可能性が高いだろう。

 5月には建機レンタル大手4社と三菱商事<8058>が合弁で、建機レンタル会社向けに油圧ショベルのレンタル事業を行うダイヤモンド建機を設立すると発表している。第4次排ガス規制に対応した油圧ショベル中古機のアジア向け輸出の減少が予想されるため、国内で効率的にレンタル使用するようだ。

 株価の動きを見ると、5月20日の年初来高値2763円から反落して6月17日と6月21日に1912円まで調整する場面があった。しかし1900円台では下げ止まり感を強めている。調整が一巡した可能性があるだろう。

 6月24日の終値1952円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS137円98銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1221円56銭で算出)は1.6倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下げ止まり感を強めている。今期好業績見通しであり、再度の増額修正に対する期待感も強いだけに、調整一巡して出直りのタイミングが接近している可能性があるだろう。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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