【編集長の視点】ファルテックは増益転換業績・130円配当を見直し底上げに再発進

2013年6月25日 07:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 ファルテック<7215>(東2)は、全般相場の急落に巻き込まれて上場来安値3540円まで突っ込んだが、下げ過ぎとして今年3月19日の新規上場時の公開価格3940円を奪回しており、今3月期の増益転換業績や、130円配当の安定継続を見直し、さらに底上げに弾みをつける展開が有力である。今期から推進の中期経営計画では、グローバル戦略の強化やNO.1新商品の開発などにより、3年後の経常利益をほぼ倍増させる64億円を目標値としており、上場来高値5600円まで4割高の余地があろう。

 同社の今3月期業績は、売り上げ725億円(前期比0.7%増)、営業利益36億円(同11%増)、経常利益33億円(同4%増)、純利益20億円(同9%減)と予想されている。前期業績は、エコカー減税終了による国内自動車販売の伸び悩みや中国での自動車需要の減速で減益となったが、今期は、今年末のタイ新工場や来年年初の中国湖北省の新工場のそれぞれ稼働開始によるグローバル展開の強化で、海外売上高が伸び、新製品も、コンバージョン、SUSモールなどの高付加価値商品が拡大、さらにスペースやリードタイムを半減させたコスト構造改革効果も上乗せとなることなどが寄与する。純利益は、前々期計上の投資損失引当金の戻し入れや法人税率減税で前期純利益が20億3800万円(前々期比55%増)と大きく伸びた反動で減益転換を見込んでいる。配当は、配当性向20%を維持する配当政策に従って前期と同様の130円の高配当を予定している。

 株価は、公開価格がPER5倍台、配当利回りが3.2%と超割安として上場来高値をつけ、その後の上場人気一巡のもみ合いから、今期の増益転換予想業績が、市場コンセンサスをクリアするとして5540円の戻り高値をつけたが、全般相場急落とともに最安値まで2000円安した。この安値から400円幅の底上げをしたが、まだPER6倍台、PBR0.9倍、配当利回り3.2%と下げ過ぎは歴然であり、最高値奪回も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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