24日の中国本土市場概況:大幅に4日続落、短期金利の高止まりなどで2000の大台割れ

2013年6月24日 17:03

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記事提供元:フィスコ


*17:03JST 24日の中国本土市場概況:大幅に4日続落、短期金利の高止まりなどで2000の大台割れ

24日の中国本土市場は4営業日続落。上海総合指数は前営業日比109.86ポイント安(-5.30%)の1963.24、深セン成分指数は同547.52ポイント安(-6.73%)の7588.52で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後はじりじりと下げ幅を拡大させた。上海総合指数はこの日、終値ベースで2012年12月以来となる2000の大台を割り込んだ。

短期金利の高止まりや流動性不足が7月中旬まで続く可能性があるとの見方が嫌気された。また、中国政府が構造改革を優先にして短期的な成長鈍化を容認するとの見方も圧迫材料。なお、李克強首相が19日の国務院常務会議の席上で、構造改革などを順調に進めさせるため、「穏健(中立的)」な金融政策を維持する方針を明らかにしたほか、中国人民銀行(中央銀行)も金融政策は微調整にとどまることに言及した。

外部環境では、原油や金など商品価格の下落が資源関連の売り材料。また、今回の流動性不足が不動産市場や株式市場に波及するとの見方も不動産や証券関連の圧迫材料となった。

一方、一時停止されている新規株式公開(IPO)が早期に再開されるとの報道が否定されたが、相場をサポートするには力不足だった。また、野村インターナショナルは最新リポートで、中国が日米欧のような金融不安に陥らないとの見方を示した。

なお、中国銀行間における短期金利の急上昇について、人民銀が予想に反して市場に資金を投入しなかったことが主因だと分析されている。金融システムの健全化を促進するため、市中銀行に自己責任を取らせるという人民銀の苦心が伺える。一方、中国の金融システムが健全な上、流動性も確保されているため、短期金利の上昇は一時的なものだとの見方が多い。《KO》

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