加賀電子 成長市場への注力、グローバル化の加速により、来期は増収増益へ

2013年6月24日 10:37

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記事提供元:フィスコ


*10:37JST 加賀電子---成長市場への注力、グローバル化の加速により、来期は増収増益へ

加賀電子<8154>は独立系エレクトロニクス商社。電子部品の調達に始まり、EMSビジネス(電子機器の受託製造サービス)、情報機器ビジネス、そしてニュービジネスへと事業領域を拡大している。国内はもとよりアメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に世界各地に展開しており、中国に拠点が多い。国内外のグループ会社は50社を超えている。

2013年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.9%減の2164.05億円、営業利益が同39.0%減の12.60億円と減収、営業減益決算に。同社を取り巻くエレクトロニクス業界においては、車載市場やスマートフォン・タブレット端末などの通信機器市場は比較的好調に推移した。しかし、薄型テレビ・デジタルカメラなどのデジタル家電市場やパーソナルコンピュータを中心とした情報機器市場では、需要シフトによる販売不振や価格下落など、経営環境は引き続き厳しい状況が続いている。

セグメント別では、主力の電子部品事業は、国内外における車載機器向け電子部品・半導体および海外における電子機器向けなどのEMSの売上高は拡大したが、国内アミューズメント機器向け電子部品・半導体などの売上高が減少、利益は前期比横ばいにとどまった。情報機器事業はパーソナルコンピュータの落ち込みで、ソフトウェア事業はゲームソフトの売上高減少や発売時期の延期が影響で、それぞれ損失を計上している。

同グループが属するエレクトロニクス業界では、スマートフォンやタブレット端末などの通信機器市場は継続的な市場拡大が続くものと期待されるが、デジタル家電市場や情報機器市場は依然として厳しい状況が続いている。このような環境下、同社の成長戦略としては、成長市場として、車載、無線・通信、環境に注力しており、グローバル化の加速として、EMSの拠点拡充(中国、タイ、マレーシア、など)、電子部品の拡販体制強化をあげている。2014年度3月期通期の業績予想は、売上高は前期比6.3%増の2300.00億円、営業利益は同42.8%増の18.00億円と増収、営業増益を見込んでいる。《FA》

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