《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2013年6月24日 08:54

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記事提供元:フィスコ


*08:54JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【大幅高となる】13350-13500円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
米国の量的緩和縮小によるポジションの巻き戻しによる影響は、引き続き見極めが必要。中国経済の減速懸念やギリシャ政権の不透明感など、外部環境を睨みながらの対応が続きそうである。しかし、参院選の前哨戦として注目された東京都議選の結果を受けて、安定政権への期待を背景に押し目買い意欲が高まる可能性がありそうだ。為替市場ではドル・円が1ドル98.40銭、ユーロ・円が1ユーロ128円80銭辺りと円安に振れていることも買い安心感につながる。

一目均衡表の雲下限に沿ったリバウンドをみせてきているが、今日は13500円レベルに切り上がりをみせる。週末には13875円辺りまで切り上がるため、先高期待も買い意欲を高めそうである。13350-13500円のレンジを想定する。

【小幅高となる】米国株の下げ止まりで安心感先行=フィスコ佐藤 勝己
先週末のNYダウ反発などで安心感が先行へ。東京都議選の自公圧勝なども参院選への期待感につながっていこう。ただ、米量的緩和策早期縮小の方向性を受けた需給面への影響は、依然として不透明感が強い。先週末に先物主導で上昇した反動もあって、上げ幅は限定的にとどまろう。

【大幅高となる】安倍長期政権樹立への期待感=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は日中の大証終値比30円安の13340円で取引を終了。為替市場では、ドル・円は98円30銭台、ユーロ・円は128円80銭台での推移(日本時間8時00分時点)。23日に実施された東京都議会選挙では、自民党の立候補者が59人全員が当選(史上初)するなど自民、公明で過半数を大きく上回る現政権には追い風の内容となった。今回の都議会選挙は来月実施される予定の参議院選挙の前哨戦と見られていたことから、安倍長期政権樹立を見越した買いが本日入る可能性がある。既に円建てCME先物は清算値比160円高の13500円まで上昇していることから、買戻しだけではなく新規の買いが入る公算は大きい。

年始に「参議院選挙前の日経平均の上値メドは?」という質問が多く飛び交ったが、時期としては今週のことだろうか。当時13000円や13500円を想定していた人が多かった気もするが、過程はともかく結果としてその水準に落ち着きそうな状況にある。《MI》

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