アールテック・ウエノ Research Memo(5):今期は「アミティーザ」の日本販売フル寄与で増収増益を見込む

2013年6月21日 19:39

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記事提供元:フィスコ


*19:39JST アールテック・ウエノ Research Memo(5):今期は「アミティーザ」の日本販売フル寄与で増収増益を見込む

■決算概要

(2)2014年3月期業績見通し

アールテック・ウエノ<4573>の2014年3月期の会社側業績見通しは、売上高が前期比9.6%増の4,991百万円、営業利益が同23.8%増の971百万円、経常利益が同9.4%増の974百万円、当期純利益が同12.7%増の633百万円と増収増益を計画している。なお、2013年7月1日付で1株を200株に分割すると発表している。

事業部門別の売上見通しでは、「レスキュラ」が前期比21.1%減の1,430百万円と減少基調が続くと見込んでいるものの、国内市場では積極的なマーケティング活動や新たな販売プロモーションを実施していくことで、前期比横ばいを見込んでいる。一方、再参入した北米市場に関しては、前期に初期出荷があった反動により、今期は80百万円の売上見込みであり、これが減収要因となっている。スキャンポ社におけるMRの人員が約40名と少なく、すぐに売上が拡大していくとは考えにくいためだ。

一方、「アミティーザ」は同31.6%増の3,410百万円と高成長を見込んでいる。前述したように、日本での販売が2012年6月以降にスタートしており、今期はこれがフル寄与するためだ。日本市場の売上高は800百万円と前期比で約3倍増を見込んでいるほか、北米市場でも同12%増と順調に拡大するとみている。慢性特発性便秘症治療薬や過敏性腸症候群治療薬の販売が堅調に推移しているのが背景だ。

また、スキャンポ社が2013年4月に非癌性オピオイド誘発性便秘症(注)の追加新薬承認を取得しており、同患者向けの新規需要も期待できるが、現時点で販売開始時期や数量などが未定のため、今期の計画には織り込んでいない。

(注) オピオイド誘発性便秘症:疼痛治療などで麻薬性鎮痛薬を処方した際に腸の機能に障害が起き、便秘に似た症状になる状態

なお、研究開発費については網膜色素変性の第3相臨床試験が継続されるほか、ドライアイ治療薬の第1/2相臨床試験の費用が発生するため、前期並みの1,282百万円を見込んでいる。なお、営業外収支が若干悪化するが、これは前期計上した為替差益が無くなるためである。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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