大研医器 Research Memo(9):将来の成長に向けた費用増をこなし増収増益を見込む

2013年6月21日 18:12

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記事提供元:フィスコ


*18:12JST 大研医器 Research Memo(9):将来の成長に向けた費用増をこなし増収増益を見込む

■決算動向

(3)2014年3月期の見通し

大研医器<7775>の2014年3月期の会社側業績見通しは、売上高が前期比6.4%増の7,520百万円、営業利益が同3.5%増の1,305百万円、経常利益が同4.0%増の1,300百万円、当期純利益が同4.8%増の825百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。

引き続きキューインポットとPCA装置付きシリンジェクターが収益のけん引役となる。利益の伸びがやや低くなっているが、これは新卒採用増による人件費の増加、営業拠点の新設、販売プロモーション活動の充実、新たな新製品開発を目指した社長直轄部門の設立など、将来の成長に向けた前向きな費用増によるところが大きい。一方、海外生産比率は前期の40%からさらに上昇する見込みで、コストダウンに関しては引き続き強化していく方針だ。

利益面ではやや保守的にみているところもあり、売上高が計画通りであれば、利益は若干の上振れ余地があると弊社ではみている。なお、為替変動が収益に与える影響について、同社の場合はほとんど影響がないとみてよい。

フィットフィックス関連では、キューインポットが市場シェア拡大による売上増で引き続き2ケタ成長が見込めるほか、フィットフィックスも手術件数の増加や市場の裾野拡大により、2014年3月期も4.3%増と安定成長が見込まれる。一方、シリンジェクター関連ではPCA装置付きシリンジェクターがリプレース需要に加えて、新規顧客開拓の効果もあって、前期比11.4%増と2ケタ成長が見込まれる。PCA装置無しシリンジェクターの減少はあるものの、合計では5.9%増と堅調推移となる見通しだ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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