アールシーコアCORPORATE RESEARCH(3/16):販社を経由したBESS事業が収益の核

2013年6月20日 17:32

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記事提供元:フィスコ

*17:32JST アールシーコアCORPORATE RESEARCH(3/16):販社を経由したBESS事業が収益の核

■事業概要


◆3つの事業。BESS事業を主力に・・・

アールシーコア<7837>は、商品別にBESS、フェザント、北米、の3つの事業を展開している。主力はログハウスや自然派個性住宅を供給するBESS事業。全社売上の実に98%を占める。BESSはログハウスのブランドとして展開していた「ビッグフット」事業を受け継いだもので、「Bigfoot Essential Slow-life Spirit」の略称。名実ともにアールシーコアの屋台骨を支えている。消費者への販売は主として日本各地でパートナーシップ契約にある地区販社が担当。アールシーコアは部材キットを販社に卸すのに徹し、施工は地元に密着した地区販社が行うという構造になっている。ただし、一部地域においてはアールシーコア自身で元請契約による直接販売も行っており、その場合は施工もアールシーコアが請け負っている。


◆・・・タイムシェア別荘、北米の各事業を擁する

一方、フェザントはタイムシェア別荘の販売・運営を、北米ではログハウスの生産(一部を日本向けに輸出)と北米市場への販売を、それぞれ手掛けている。タイムシェア別荘はBESS商品のラインナップで構成されており、1週間単位で別荘を共有するというもの。現在は山中湖畔に「フェザント山中湖」を配置している。北米事業は、子会社BIG FOOT MANUFACTURING(BFM)でログハウスキットを製造。一部をアールシーコア向けに輸出しているほか、北米市場にもキットを販売している。在米子会社CNW Log Homes of America (CNW)をBFMのマーケティング業務委託先とし、BFMと一体運営がなされている。


◆開示セグメントは販売チャンネルで分類

ただし、有価証券報告書や決算短信における開示セグメントは、上記の3事業とは枠組みが異なり、主として販売形態別に分類されている。各販売チャンネルで販売する商品(ログハウスなどの自然派個性住宅)は同一であることから、販売チャンネル毎にその効率性や成長性がモニターできる仕組みとなっている。

開示セグメントは、アールシーコアが直接販売を行う直販部門、地区販社を通じて販売する販社部門、アールシーコアの100%子会社ながら、地区販社と同様の位置づけにあるBP(BESSパートナーズ)部門、北米での操業を担う北米部門の4つ。ちなみに、BESS事業は開示セグメントにおいて直販部門、販社部門、BP(BESSパートナーズ)部門に分割計上されており、フェザント事業は直販部門に売上計上がなされている。唯一、北米事業だけは、開示セグメント「北米部門」と同一の枠組みにある。図表3のマトリックスは事業分類と開示セグメントの関係を示したものである。


◆収益の核は販社経由のBESS事業

なお、2012年度のセグメント別売上高と利益構成は図表4の通り。商品別にはBESSが圧倒的な主体を占めるが、販売形態別では販社部門が収益の柱となっている。つまり、販社を経由したBESS事業が収益の核という位置づけにあることが鮮明である。次いでBESSの直販部門が貢献。BP部門は、2009年度の設立後、初の黒字達成を果たしたものの、利益貢献はわずかに留まっている。一方、北米部門はまだ利益貢献には至っていない。


株式会社エヌ・ジー・アイ・コンサルティング
長井 亨《FA》

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