【ジャーナリスト&アマリスト・水田雅展の視点】東映アニメーションはフルCG大型劇場作品「キャプテンハーロック」の9月公開が期待材料

2013年6月20日 07:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■今期業績は上ブレも

 アニメ大手の東映アニメーション<4816>(JQS)の株価が下値を固めている。きっかけ次第で出直りの動きを強めそうだ。19日(水)終値は23円高の2253円と買われている。

 アニメ製作の大手で、映像製作・販売事業、版権事業、商品販売事業、その他事業を展開している。「ワンピース」「ドラゴンボール」「プリキュア」など人気テレビシリーズの商品化戦略で、版権収入やソーシャルゲーム事業も急拡大している。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比18.0%減の276億円、営業利益が同39.2%減の29億円、経常利益が同39.2%減の32億円、純利益が同39.2%減の20億円としている。映像製作・販売事業ではフルCGによる大型劇場作品「キャプテンハーロック」の9月公開を予定しているが、前期に大ヒットした映画「ワンピースフイルムZ」や「ドラゴンボールZ神と神」の反動が大きく、さらにソーシャルゲームの市場成長鈍化懸念もマイナス要因としている。

 ただし、海外は北米およびアジア向けの配信事業が好調であり、円安メリットなども考慮すれば会社予想には保守的な印象も強く、上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、5月20日の年初来高値2750円から反落して6月7日の2112円まで調整した。ただし足元では概ね2200円台で推移して徐々に下値を切り上げている。下値を固める動きのようだ。

 6月19日の終値2253円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS146円61銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2651円87銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感も強めている。指標面には割安感もあり、きっかけ次第で出直りの動きを強めそうだ。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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