材料系の銘柄は次第に押し目待ちに押し目なしのムードも/ランチタイムコメント

2013年6月18日 11:50

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記事提供元:フィスコ


*11:50JST 材料系の銘柄は次第に押し目待ちに押し目なしのムードも
 日経平均は下落。91.32円安の12941.80円(出来高概算13億3000万株)で前場の取引を終えた。「19日の米FOMCの記者会見で量的緩和の縮小示唆する可能性高い」とフィナンシャル・タイムズ紙が伝えたことを受けて、17日のNYダウが上げ幅を縮めていた流れから、やや利益確定の売りが先行する慎重なスタートに。寄り付き後早い段階で切り返すと、一時13139.48円まで上げ幅を広げる局面をみせたが、次第に利益確定の流れが優勢となるなか、13000円を下回っての推移となっている。
 セクターでは鉱業、海運、証券、石油石炭、保険などがしっかり。半面、医薬品、非鉄金属、パルプ紙、陸運、銀行、情報通信などが利食いに押されている。規模別指数では朝方こそ全般強い動きをみせていたが、大型、中型、小型株指数ともに小幅ながら下げに転じている。物色はソニー<6758>が2000円を回復し売買代金トップ。神栄<3004>、ラサ工<4022>、東都水<8038>、群栄化<4229>など、やや仕手系色の強い材料株に短期資金が集中していた。
 日経平均は下げに転じてしまったが、一目均衡表では雲下限、転換線に上値を抑えられる格好であり、米FOMCを控えるなかでは、想定内の値動きといったところであろう。反対に5日線レベルを上回って推移しており、底堅さが意識されている。上値追いは慎重ながらも押し目買いの動きは強そうだ。
 日経平均は下げに転じるなか、強含みに推移していた銘柄なども上げ幅を縮めてはいるが、トレンドの強さが目立つ。調整局面の中ではあるが、材料系の銘柄については調整一巡感もあって、次第に押し目待ちに押し目なし、の流れも意識されそうである。G8首脳会議で発表された世界経済に関する首脳宣言では、アベノミクスが称賛される格好となった。為替の円安トレンド、株式市場への支援材料になるため、押し目買いのニーズは高そうである。(村瀬智一)《FA》

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