注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、IHI、7&iHDなど

2013年6月18日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、IHI、7&iHDなど

ソニー<6758>:2038円(前日比+88円)
大幅続伸。米サード・ポイントが保有株を買い増しと伝わっている。保有比率は発行済み株式数の約6.3%から約6.9%に上昇している。サード・ポイントは同社のエンターテインメント事業の一部分離上場を提案している投資ファンド。先週末の社長インタビュー報道では、エレキと映画・音楽の一体運営を強調していたが、改めて事業分離の方向性の高まりを期待する流れに。

IHI<7013>:363円(同+5円)
買い先行。米GEと次世代の航空機エンジンを共同開発すると報じられている。同社が開発したセラミックス系素材技術を世界に先駆けて採用、燃費性能は約1割改善するようだ。航空機分野での業容拡大期待や技術力の高さを再評価する流れに。なお、野村では前日、民間航空機向け需要増加で利益率改善のステージへとして、目標株価を400円まで引き上げていた。

7&iHD<3382>:3350円(同-65円)
さえない。3-5月期営業利益は740億円程度、前年同期比1割増となり、第1四半期としては過去最高を更新したもようとの観測報道が伝わっている。PB商品の増収が全体を牽引したようだ。ただ、もともとの上半期計画では営業増益率が15%、第1四半期の市場予想は730億円程度であり、インパクトは限定的な状況とも捉えられる。

JFE<5411>:2067円(同+44円)
続伸。インドネシアにおいて、自動車用溶融亜鉛メッキ鋼板の工場を新設すると発表している。2016年3月から生産を開始、総投資額は約300億円のもよう。野村では、他社に先駆けて投資を進める意味は大きいと評価。みずほ証券でも、「利益を生むプロジェクト」になると評価している。

ルネサス<6723>:411円(同+19円)
大幅続伸。モルガン・スタンレー(MS)では、4-6月期営業利益予想を75億円から50億円に引き下げも、7-9月期は120億円から156億円に引き上げるとしている。受注が通常の季節性並みに回復しているようだ。ちなみに、四半期156億円はルネサス発足以来で最高水準のもよう。また、本日は米SOX指数の上昇なども支援材料につながっている。

鹿島<1812>:310円(同+3円)
買い先行。UBSでは大手建設株の投資判断を一斉に格上げしている。合計10兆円を超える公共事業は第2四半期から本格的に発注される可能性があり、収益性に関しても最悪期は過ぎつつあるとしている。一方で、株価は足元で下落しており、割高感は解消されているとの評価。大手7社の投資判断を格上げ、同社と奥村組<1833>の投資判断は「バイ」としている。

昭和シェル<5002>:754円(同+24円)
続伸。JPモルガン(JPM)では石油セクターのカバレッジを開始、トップピックを同社としている。投資判断は「オーバーウェイト」、目標株価は920円に設定。石油精製業界における株価上昇には、充実した株主還元と緩やかな成長見通しの2つが不可欠であり、増配と太陽電池事業の成長が期待できる同社は、この基準に最も合致した企業であるとしている。

明電舎<6508>:330円(同+13円)
買い先行。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も250円から400円に引き上げている。主力の社会システムはメガソーラや国内外の鉄道関連案件などが寄与して拡大基調を維持、産業システムも前期比では改善する公算が大きいとしており、産エレセクター内では日立<6501>などの総合電機大手に次いで優位性が高いと判断。

ファンコミ<2461>:2898円(同+153円)
買い優勢。5月の月次動向を発表し、好調が継続したことが材料視されている。パソコン向けアフィリエイト広告サービスは前年同月比39.5%増、モバイル向けアフィリエイト広告サービスは同111.2%増、合計では同59.7%増となっている。1月以降は前年実績を50%超上回る高水準が続いており、今期の業績拡大期待も高まる格好に。

コスモ・バイオ<3386>:6070円(同+790円)
大幅続伸。同社やPSS<7707>などリプロセル<4978>関連のほか、タカラバイオ<4974>やナノキャリア<4571>など、バイオ関連の強い動きが目立っている。リプロセルの人気化期待が刺激材料となっているほか、米FOMCなど重要イベントを控えて手掛けづらさが意識される中で、短期の値幅取り狙いの資金はバイオ関連に向かいやすい状況に。

ラクオリア創薬<4579>:1217円(同-294円)
大幅反落。メリルリンチ日本証券を割当先として、第三者割当の新株予約権を発行すると発表したことが嫌気されている。調達資金は約33億円となり、最大希薄化率は18.8%となるもようで、将来的な希薄化懸念が先行へ。調達資金については、英国で実施していた5-HT4部分作動薬の第1相臨床試験の成功に伴う、第2相臨床試験の計画や実施などに充当する予定。

enish<3667>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。上期営業利益見通しを4.7億円から6.2億円へ、最終利益見通しを2.8億円から3.7億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。既存タイトルが想定以上の水準で推移したほか、外注費や広告宣伝費を効率よく活用できるコストコントロール体制が効果的に機能したことが利益面に寄与したようだ。なお、通期計画については据え置いている。

ガンホー<3765>:1252000円(同+16000円)
しっかり。同社やコロプラ<3668>など、好業績のゲーム関連に見直しの動きが継続している。同社については、スマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が、累計1500万ダウンロードを突破したと発表したことも支援材料に。なお、今月末には1:10の株式分割が予定されており、最低投資金額の引き下げ後の資金流入期待なども下支え要因となっているようだ。《KO》

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