関連記事
ネットイヤー Research Memo(7):Facebookを用いたモニターを巻き込むリサーチサービスを提供
*17:38JST ネットイヤー Research Memo(7):Facebookを用いたモニターを巻き込むリサーチサービスを提供
■決算概要
○ソーシャルメディア関連サービス
国内のソーシャルメディア市場はFacebookの月間アクティブユーザー数が1900万人を突破(2013年2月)し、11カ月間で900万人増加したほか、twitterのアカウント数では約3,500万人(2012年7月)と2011年末から約500万アカウント増加するなど、今や企業にとっても無視できないメディアに成長している。一方で、こうしたソーシャルメディアのデータを収集・分析し、自社の経営活動に取り込んでいる企業はまだまだ少ないのが現状だ。
こうしたことから、ネットイヤーグループ<3622>ではFacebookを用いたリサーチサービス「コミュニティパネル」の提供を2012年12月より始めたほか、広告宣伝、カスタマーサポート分野におけるソーシャルメディア活用サービスの提供に注力していく。2013年3月期にKDDIに納入した「Social voice for support」などがその一例となる。
「コミュニティパネル」は子会社のトライバルメディアハウスがマーケティング・リサーチ会社のインデックス・アイと資本業務提携(株式の34%を取得)し、新たなリサーチサービスとして開始している。既に企業が保有するFacebookページに登録しているファンをコミュニティパネルに招へいすることで、優良な調査モニター(ロイヤルユーザー)の募集にかかるコストを削減するだけでなく、当該モニターを巻き込んだ格好で商品開発などのアイデアや評価を行い、新商品の開発などに活かしていくことができる。
こうしたサービスを行うことにより、企業のFacebookページは、企業広報やブランドコミュニケーションを行うコミュニケーションプラットフォームとしての役割だけでなく、商品コンセプトの開発などを行うリサーチ・プラットフォームとしての役割も担えるようになるといった効果が期待できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
スポンサードリンク

